用語名称(日本語、外国語)
千歳飴(ちとせあめ)
英語:Chitose Ame、One Thousand Year Candy
意味
千歳飴は、米と麦芽を主原料に作られる細長い棒状の飴です。
名前の「千歳」には「千年」という意味があり、飴の細く長い形状や、引っ張ると伸びる性質から「細く長く、粘り強く生きる」ことを象徴します。
七五三のお祝いで子どもに贈られる縁起物として知られ、親が子どもの健康と長寿を願う気持ちを込めたものです。紅白の色合いもおめでたい場面にふさわしく、袋には鶴や亀、松竹梅などの長寿を表す絵柄が描かれているのが一般的です。
素材は水あめをベースにした硬めの飴で、伝統的なものはシンプルな甘さですが、最近はイチゴ味など風味を加えた商品も見られます。長さは通常30〜100cm程度で、太さは約15mm以内に収まるよう作られています。
用語を使う場面・対象となる食品
主に七五三の行事で使われます。
3歳・5歳・7歳の子どもが神社や寺院で祈祷を受けたあと、またはお祝いの席で親から贈られるお菓子です。子どもは千歳飴が入った長い袋を持って写真を撮ったり、持ち歩いたりする姿が定番です。
対象となる食品は飴菓子全般ですが、特に七五三専用の長い棒状のものを指します。スーパーやデパート、オンラインショップで購入できるほか、神社で授与品としてもらえる場合もあります。七五三シーズン(主に10〜11月)以外でも通年で手に入る商品が増えています。
食べ方としては、そのままかじって食べるほか、硬いのでハサミで小さく切ってから与える家庭が多いです。料理に使う例は少ないものの、細かく砕いてお菓子作りに活用する人もいます。近年は一口サイズの「ちび千歳飴」や柔らかいタイプも登場し、子どもが食べやすい工夫がされています。
千歳飴の由来は江戸時代にさかのぼります。有力な説の一つとして、浅草で飴を売っていた七兵衛が「千年飴」と名付けて紅白の棒状飴を売り始めたというものがあります。また、大阪の飴屋が江戸で「せんざいあめ」(後にちとせあめと読むようになった)として広めたという話もあります。
どちらも長寿を願う縁起物として人気を集め、七五三の風習に定着したようです。

