用語名称(日本語、外国語)
チョコレート、ショコラ(フランス語由来で高級菓子などの文脈で使われることが多い)
英語:chocolate
フランス語:chocolat
ドイツ語:Schokolade(ドイツ語)
意味
チョコレートとは、カカオ豆を原料とする菓子の総称です。
カカオ豆を発酵・乾燥・焙煎して作ったカカオマスに、ココアバター、砂糖、場合によっては乳製品などを加えて練り固めたものです。カカオ豆由来の成分(カカオ分)が一定量以上含まれるものを指し、日本では全国チョコレート業公正取引協議会の公正競争規約で明確に定義されています。
具体的には、チョコレート生地が全重量の60%以上を占め、以下の条件を満たすものを「チョコレート」と呼びます。
- カカオ分35%以上
- またはカカオ分21%以上で、カカオ分と乳固形分の合計が35%以上
これに満たないが一定基準をクリアしたものは「準チョコレート」と区別されます。
カカオ分とは、カカオニブ、カカオマス、ココアバター、ココアケーキ、ココアパウダー(水分除く)の合計を意味します。ホワイトチョコレートの場合、カカオ原料はココアバターのみです。
主な種類として、ダークチョコレート(カカオ分が高く乳製品なし、苦味と香りが強い)、ミルクチョコレート(乳固形分を加えてまろやか)、ホワイトチョコレート(カカオマスなし、ココアバター・砂糖・乳製品中心)があります。クーベルチュールは製菓向けでココアバター含有率が高く(通常31%以上)、なめらかな口溶けと作業性を重視したものです。一方、コンパウンドチョコレートは植物油脂を代用し、テンパリング不要で扱いやすいですが、本格的な風味は劣ります。
用語を使う場面・対象となる食品
チョコレートという用語は、お菓子作りの現場から日常の商品表示まで幅広く登場します。
板チョコ、トリュフ、ボンボンショコラ、ケーキのガトーショコラ、生チョコ、チョコレート菓子(ナッツやビスケットを組み合わせたもの)などに使われます。
パティシエがガナッシュやコーティングにクーベルチュールチョコレートを選ぶとき、原材料表示で「チョコレート使用」と書くとき、または「ダークチョコレート70%」のようにカカオ分を指定するときにこの言葉が出てきます。
家庭の焼き菓子やデザート作りでも、溶かして使うチョコチップやブロックを指します。
バレンタインなどの贈答品、アイスクリームのコーティング、ホットチョコレートのベースなど、甘いお菓子の世界で欠かせない存在です。
プロの現場では「カカオ分が高いチョコレートほど風味が複雑」とされ、ビーン・トゥ・バー(農園から板まで一貫生産)のような専門品も増えています。
チョコレートは温度管理が大事で、テンパリング(温度調整)をしてツヤとパリッとした食感を出します。
溶けやすい性質から、夏場は冷蔵保存が推奨される点も、使う場面で意識されるポイントです。

