用語名称(日本語、外国語)
デニッシュペイストリー
英語:Danish pastry
デンマーク:wienerbrød(ウィーナーブロウ)
意味
デニッシュペイストリーとは、イーストを加えた生地にバターを何層にも折り込んでラミネート(層状に重ねる)した、ふんわりとサクサクの食感が特徴の菓子パンです。
クロワッサンに似た製法ですが、イーストで発酵させるためパンらしい柔らかさと甘みがあり、パイ生地よりしっとりした仕上がりになります。
主な材料は小麦粉、バター(またはマーガリン)、牛乳、卵、砂糖、イースト。バターを丁寧に折り込むことで、焼き上がりに薄い層が何十層もでき、軽やかな歯ざわりを生み出します。甘い生地にカスタード、ジャム、果物、クリームチーズ、アーモンドペーストなどの具材を詰めたりのせたりするのが一般的です。
発祥は19世紀中頃のデンマーク。1850年頃にパン職人のストライキが起き、店主たちがオーストリアから職人を招いたことがきっかけです。彼らが持ち込んだラミネート技術をデンマーク人がアレンジし、卵や脂肪分を増やして今の形になりました。そのためデンマークでは「ウィーナーブロウ」と呼ばれ、世界では「デニッシュペイストリー」として親しまれています。
用語を使う場面・対象となる食品
デニッシュペイストリーという用語は、主に洋菓子店やベーカリーのカテゴリーで使われます。朝食やおやつ、ブランチの定番として登場し、コーヒーや紅茶と一緒に楽しむ場面が多いです。日本ではコンビニやスーパーの菓子パンコーナーでも見かけ、ホテルビュッフェやカフェのデザートプレートにもよく並びます。
対象となる食品は、丸型・四角型・ねじり型などさまざまな形の個別菓子パン全般。
代表的な種類には、
・スパンダウアー(Spandauer):中央にカスタードやジャムを入れた丸型
・テビルケス(Tebirkes):ケシの実をまぶしたもの
・果物入りやクリームチーズ入りなど、季節のフルーツを使ったもの
があります。具材を変えれば甘いデザート風にも、チーズや野菜で少し塩気のある食事寄りにもなります。
家庭で作る場合もこの呼び方を使い、冷凍生地や市販のデニッシュ生地でアレンジレシピが広がっています。焼き立ての香ばしさと層の食感が魅力で、特別な日の手土産や自分へのごほうびにもぴったりです。

