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用語名称(日本語、外国語)
添加物(てんかぶつ)、食品添加物(しょくひんてんかぶつ)
英語:food additives
意味
食品添加物とは、食品衛生法第4条第2項で「食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物」と定義されています。
具体的には、保存性を高めたり、色や香り・味を整えたり、食感を良くしたり、製造をスムーズにしたりする目的で使われる物質です。
日本では安全性と有効性を確認したものだけが使用でき、厚生労働大臣(現在は消費者庁に移管された関連業務)が指定する「指定添加物」(476品目程度)、長年使用実績のある「既存添加物」(天然由来のものが中心、327品目程度)、動植物由来の「天然香料」、そして一般に食べられているものを添加物として使う「一般飲食物添加物」の4つに分類されます。
代表的な役割は次の通りです。
- 保存料:腐敗やカビを防ぐ(例: ソルビン酸)
- 着色料:見た目を鮮やかにする(例: 食用赤色40号やクチナシ色素)
- 甘味料:甘みを加える(例: アスパルテーム、キシリトール)
- 香料:香りを付ける
- 乳化剤:油と水を混ぜやすくする
- 膨張剤:焼き菓子をふんわりさせる
これらは化学合成品だけでなく、天然由来のものも多く含まれ、食品の品質保持や多様な商品開発に欠かせません。
ただし、使用量は厳しい基準で制限され、過剰摂取を避けるための表示義務もあります。
用語を使う場面・対象となる食品
お菓子の製造現場では、ほぼすべての加工菓子で添加物が活用されます。
特に長期保存が必要なものや、見た目・味の安定性が求められる商品に欠かせません。
- キャンディー・グミ・ラムネ:着色料(鮮やかな色付け)、酸味料、香料、甘味料
- チョコレート・ビスケット・クッキー:乳化剤(滑らかな口当たり)、保存料、膨張剤、光沢剤
- ゼリー・プリン・アイスクリーム:ゲル化剤・増粘剤、着色料、香料、乳化剤
- スナック菓子・せんべい:酸化防止剤(油の劣化防止)、調味料、着色料
- 和菓子(羊羹など):寒天(一般飲食物添加物として成形に使用)や保存料
加工食品の表示ラベルでは、原則として物質名で記載され、一部(香料・乳化剤など)は用途名でまとめられる場合もあります。無添加をうたう商品も増えていますが、基準を守った表示が求められます。
消費者としては、原材料表示を確認することで、自分に合った選択が可能です。
添加物は食品の安全性を支えつつ、廃棄を減らす役割も果たしています。

