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用語名称(日本語、外国語)
糖衣(とうい)
英語:sugar coating(シュガーコーティング)
フランス語:glacage(グラサージュ)またはdragée(ドラジェ)の関連用語として用いられる場合あり
意味
糖衣とは、砂糖を主成分とした溶液やシロップを加工して作る硬い被膜のことです。
食品の表面に薄く均一に施し、乾燥した後でパリッとした食感と光沢を生み出します。
この被膜は、内部の食品を守る役割も果たします。湿気や酸化から守り、見た目を美しく整え、味に甘さを加える効果があります。薬の糖衣錠と同じ原理ですが、お菓子では主に食感と保存性を重視した加工です。
アイシング(粉糖をベースにした柔らかい糖衣)と異なり、糖衣はより硬く結晶化した層になる点が特徴です。
用語を使う場面・対象となる食品
糖衣は、主に表面をコーティングして仕上げる工程で使われます。
具体的には、以下のような場面です。
- ドラジェ(dragée):アーモンドやナッツ、チョコレートなどを中心に、砂糖の硬い層を何度も重ねて作る糖衣菓子。ヨーロッパの慶事(出産祝い、結婚式)で配られる伝統菓子として知られています。ハードドラジェ(硬い糖衣)とソフトドラジェ(柔らかい糖衣)に分けられます。
- 金平糖(コンペイトウ):小さな星形の菓子で、糖衣を繰り返し施して独特の突起を作ります。
- ラムネやゼリービーンズなどのキャンディ類:表面に薄い糖の層をかけ、パリッとした歯ざわりを加えます。
- チョコレートやグミ、ナッツ菓子:湿気防止や食感向上のために糖衣を施す場合があります。
- その他:一部の焼き菓子やフルーツの砂糖漬け加工でも応用されます。
製菓現場では、回転するドラム(糖衣パン)の中でシロップを吹きかけ、乾燥を繰り返す方法が一般的です。この工程により、均一で美しい糖衣層が完成します。家庭ではシロップを煮詰めて食品にかけ、自然乾燥させる簡易的な方法も可能です。
糖衣を施すことで、お菓子は見た目が華やかになり、持ち運びや保存がしやすくなります。日常のおやつからギフト向けの菓子まで、幅広い場面で活用されている技術です。

