用語名称(日本語、外国語)
金太郎飴(きんたろうあめ)
Kintarō-ame(英語ではKintaro candyやKintaro ameと表記されることが多い)
意味
金太郎飴は、江戸時代中期に起源を持つ飴細工の一種です。複数の色の飴を板状に成形し、金太郎の顔(目・鼻・口・月代など)の各部位を丁寧に配置したあと、熱いうちに棒状に細長く伸ばして固めます。こうして完成した棒状の硬い飴を輪切りにすると、どこを切っても同じ金太郎の顔が断面に現れるのが特徴です。
正式には「組み飴」と呼ばれる製法で作られ、金太郎の顔以外にもキャラクターや文字などの図柄を入れたものも存在します。それらも含めて、総称として金太郎飴と呼ばれるケースが一般的です。原料は砂糖を主成分としたハードキャンデーで、噛むとカリッとした食感が楽しめ、甘さは控えめで長く味わえます。昔話の主人公・金太郎をモチーフにした可愛らしい見た目が、子供から大人まで親しまれてきました。
用語を使う場面・対象となる食品
この用語は、主に伝統的な和菓子や飴の説明で登場します。例えば、祭りの屋台やお土産屋さんで「金太郎飴はいかがですか」と呼びかけられたり、菓子店の商品紹介で「昔ながらの組み飴、金太郎飴です」と使われます。対象となる食品はハードキャンデー全般で、特に手作業で模様を組み込む飴細工に限られます。近年はイベントや地域の物産展でも見かけ、スペインのパパブブレのような海外の似たキャンディを「スペイン版金太郎飴」と呼ぶ例もあります。
日常会話では、菓子そのものを指すだけでなく、比喩として「どこを切っても同じ顔が出てくる」という性質から、物事が一様で個性がない様子を表す表現としても使われますが、お菓子の辞典ではやはり本物の飴を指す用法が中心です。
