用語名称(日本語、外国語)
CP(コンパウンド)
英語:Compound
意味
CP(コンパウンド)は、お菓子作りの現場でよく使われる用語で、英語の「compound」(複合した、混合物)から来ています。特に製菓用チョコレートの文脈では「コンパウンドチョコレート」を指し、ココアバターの代わりにパーム油やシアバターなどの植物油脂を主に配合したチョコレート風の製品です。
一方、純粋にカカオ由来のココアバターだけを使ったものをピュアチョコレートやクーベルチュールチョコレートと呼び、両者は油脂の種類で明確に区別されます。コンパウンドチョコレートは植物油脂のおかげで価格を抑えやすく、融点や固まる速さを調整しやすいのが特徴です。
近年はカカオ豆の高騰を受けて、不二製油が開発した「CPチョコレート」シリーズのように、チョコレート用油脂を高配合して口どけをピュアチョコに近づけた高品質版も登場しています。
これらは業務用や家庭用で広く流通し、ベリーズの「CP(コンパウンド)チップチョコ」のように商品名にCPと表記されるケースが一般的です。
用語を使う場面・対象となる食品
お菓子作りでは、溶かして固める工程や生地に混ぜ込む場面で活躍します。
テンパリングという温度調整作業が不要で、常温でも比較的早く固まるため、作業時間が短縮できます。また、夏場の高温環境でも溶けにくく、型離れが良い点も便利です。
具体的な対象食品としては、チョコクランチやチョコレートコーティングしたフルーツ、ガトーショコラ、ブラウニー、マドレーヌ、クッキーのトッピングや練り込みチョコチップ、クランチチョコなどが挙げられます。
バレンタインの大量生産や、洋菓子のデコレーション、焼き菓子全般に適しており、家庭のキッチンから工場レベルの製菓まで幅広く利用されています。
風味はピュアチョコに比べて控えめですが、コストパフォーマンスの高さと扱いやすさが魅力で、特に具材をたくさん入れたいレシピや手早い仕上げが必要な場面で選ばれます。
