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用語名称(日本語、外国語)
常盤饅頭(ときわまんじゅう)
英語:Tokiwa Manjū(またはTokiwa steamed bun)
意味
常盤饅頭は、表千家流の茶道で正月の初釜に欠かせない上用饅頭の一種です。
外側は白い薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)で、つくね芋(大和芋)をすりおろして砂糖と米粉を加えた生地を蒸したもの。見た目はシンプルな白い丸い饅頭ですが、二つに割ると中から若草色の白小豆餡が現れます。
この緑色は「常盤(ときわ)」の名に由来します。千年変わらぬ松の緑を表し、雪の下で春を待つ若草の芽吹きをイメージしたものです。
正月の瑞雪を思わせる白と緑の組み合わせが、気品のあるおめでたい雰囲気を演出します。碌々斎宗匠のお好みとして伝えられる伝統的な銘菓で、茶席の主菓子として用いられます。
用語を使う場面・対象となる食品
主に茶道の初釜(はつがま)、つまり新年最初の茶会で使われます。
表千家のお家元が恒例として取り上げるお菓子で、食籠(じきろう)に入れて大勢の客人に供されることが多いです。
対象は薯蕷饅頭をベースにした和菓子全般で、特に季節感を重視する正月のお茶席にぴったりです。
白小豆を緑に染めた餡は珍しい仕掛けで、割った瞬間に驚きと季節の移ろいを感じさせる点が魅力。
日常のお茶席や一般の和菓子店ではあまり見かけませんが、専門店や茶道関連のイベントで出会う機会があります。
シンプルながら味わい深く、初釜の席を華やかに彩る一品です。

