用語名称(日本語、外国語)
チャパティ
インド語:Chapati / Chapathi / Chapatti
別名としてロティ(Roti)とも呼ばれることが多く、南アジア地域では日常的に使われる名称です。
意味
チャパティは、インドやパキスタン、バングラデシュなどを中心とした南アジア発祥の無発酵の薄焼きパンです。
主な材料はアタ(全粒粉の一種)と水だけで、塩や少量の油を加える場合もあります。
生地を薄く円形に伸ばし、鉄板(タワ)やフライパンで焼くと、蒸気で中がふくらみ、表面に軽い焦げ目がつきます。焼き上がった後はすぐにしぼみ、柔らかくてモチモチした食感になります。
直径はだいたい12〜15cm程度で、厚さは2〜3mmと薄め。発酵させないため、ナンのようなふんわりしたボリュームはなく、シンプルで素朴な味わいが特徴です。
全粒粉を使うことで小麦の香ばしさと食物繊維がしっかり残り、栄養価が高い主食として親しまれています。
東アフリカなど移民の影響を受けた地域でも日常食として定着しています。
用語を使う場面・対象となる食品
本来はカレー、ダール(豆の煮込み)、野菜炒めなどのおかずを包んで食べる主食です。
手でちぎって具材をすくうのが一般的な食べ方です。
日本ではインド料理店でカレーセットに添えられることが増え、家庭でもフライパンで簡単に作れるため再現性が高い食品です。
お菓子の文脈では、チャパティの素朴でクセのない味わいが活きるアレンジが注目されています。
例えば、焼き立てに甘いジャムやあんこを挟んでスイーツ風にしたり、残ったチャパティを砕いて牛乳や砂糖と煮て簡単なデザート(例: チャパティ・ラドゥーやチョコ風味のミタイ風おやつ)にする方法があります。
冷凍の市販品を使ってバターやクリームを塗り、フルーツをトッピングしたおやつも手軽です。
このように、日常の主食から甘いおやつまで幅広く使える点が魅力です。
材料がシンプルなので、米粉などでアレンジしたグルテンフリー版も作られ、お菓子作りで取り入れやすいです。
チャパティは家庭料理の基本として「上手に焼けるかどうかでお嫁さんの腕前がわかる」といわれるほど親しまれていますが、現代ではフライパン一つで挑戦しやすいので、ぜひ試してみてください。
香ばしい全粒粉の風味が、甘い具材とも意外にマッチします。

