用語名称(日本語、外国語)
ドラジェ
フランス語:dragée
意味
ドラジェとは、ナッツや果物、チョコレートなどを中心に、砂糖やチョコレートで何層にもコーティングした小型の糖衣菓子です。表面は硬めの殻状になり、つややかな仕上がりになるのが特徴です。
フランス語の「dragée」がそのまま使われ、英語圏でも同じ表記で通じます。
語源は諸説ありますが、ギリシャ語やラテン語で「甘いもの」や「デザートに食べる乾燥果実」を意味する「tragemata(トラゲマタ)」に由来すると言われています。古代ローマ時代にはすでに、蜂蜜でコーティングしたアーモンドを祝いの席で振る舞う習慣があり、砂糖が普及した中世以降に現在の形に近づきました。
特にフランスのヴェルダン地方では、薬を飲みやすくするために砂糖でコーティングしたものが起源の一つとされ、慶事用の菓子として発展しました。
用語を使う場面・対象となる食品
ドラジェは主にヨーロッパの慶事で登場します。
結婚式、洗礼式、出産祝い、初聖体式などの場で、ゲストへのプチギフトやテーブル装飾として用いられることが多いです。
フランスやイタリアでは「幸福の種」と呼ばれ、縁起物として親しまれています。
中身の代表例はアーモンドですが、他にもヘーゼルナッツ、ピスタチオ、カシューナッツ、ドライフルーツ、コーヒー豆、純粋なチョコレート球などが使われます。コーティングは白い砂糖が伝統的ですが、近年はカラフルな色付けやチョコレート味のものも増え、ウェディングケーキの飾り付けやキャンディーバーの演出にも活用されます。
日本では輸入菓子店や専門店で手に入り、結婚式の引き菓子やお返し品として選ばれるケースが見られます。
一口サイズで持ち運びやすく、保存性が高いため、さまざまな祝いの場面に適しています。
色や数に意味を込める文化もあり、例えば5粒を贈る習慣では「幸福・健康・富・子孫繁栄・長寿」の願いが込められていると言われています。

