用語名称(日本語、外国語)

カッサータ(Cassata / Cassata siciliana)

意味

カッサータは、イタリアのシチリア島パレルモを起源とする伝統的なスイーツです。正式名称は「カッサータ・シチリアーナ」と呼ばれます。リコッタチーズをベースにした甘いクリームに、ドライフルーツやナッツ、チョコレートチップなどを混ぜ込み、スポンジケーキやマジパンで包んで仕上げるのが特徴です。

本場の伝統的なものは、丸い型を使って作るホールケーキで、外側を緑色のピスタチオ入りマジパンで覆い、表面にフルーツの砂糖漬け(フルッタ・カンディータ)を飾ります。中には果汁やリキュールで湿らせたスポンジケーキを入れ、リコッタチーズと砂糖漬けフルーツを重ねた層状の構造になっています。リコッタチーズは羊乳から作られるものが伝統的で、低脂肪ながらコクがあり、さっぱりした味わいを生み出します。一方、日本で広く知られるカッサータは、アイスケーキ風のアレンジ版です。リコッタチーズや生クリームを混ぜたベースに刻んだドライフルーツ、ナッツ、チョコレートなどを加え、四角い型やパウンド型に流し入れて冷凍庫で固めます。半解凍の状態でカットして食べるのが一般的で、冷たい口どけとさまざまな食感が楽しめます。本場では冷蔵で固める場合もありますが、日本では夏向きの冷凍スタイルが主流となっています。

名前の由来には諸説あり、アラビア語で「ボウル」や「成型する型」を意味する「qas’ah(クアサ)」「quas’at」から来ていると言われています。10世紀頃、アラブ人がシチリアを支配していた時代に起源を持つとされ、砂糖や柑橘類、杏仁などの素材が取り入れられた歴史があります。最初はシンプルな焼いたチーズ菓子だったものが、時代とともにスポンジケーキやマジパンが加わり、現在のような華やかな形に進化しました。

用語を使う場面・対象となる食品

カッサータという用語は、主にイタリア伝統菓子やそのアレンジ版を指す際に使われます。専門店やパティスリーのメニューで「カッサータ・シチリアーナ」と表記されるほか、日本のカフェやスイーツ店では「くちどけカッサータ」「アイスケーキ カッサータ」などの名前で登場します。冷たいデザートとして、夏の季節メニューやおもてなしスイーツに適しています。

対象となる食品は、チーズベースの冷たいケーキ全般です。具体的には、リコッタチーズを主材料としたクリームに具材を混ぜ、冷やし固めたもの。ホールタイプのケーキとして提供される場合や、個切りして販売されるパウンド型のカッサータ、さらにはセミフレッド(半冷凍菓子)風のものまで含まれます。最近ではコンビニや専門店の限定商品、ギフト向けの冷凍スイーツとしても見かけます。パーティーや復活祭などのお祝い事で振る舞われる伝統的なイメージが強い一方、日本では手土産や自分へのご褒美として親しまれています。

カッサータは見た目のカラフルさと、ナッツの香ばしさ、フルーツの甘酸っぱさ、チーズのまろやかさがバランスよく合わさる点が魅力です。食べ進めるごとに食感が変わるため、冷凍のまま、半解凍、全解凍と状態を変えて味わう人もいます。イタリアの他のドルチェ、例えばカンノーロと同じリコッタクリームを使うため、シチリア菓子全体の文脈で語られることもあります。

免責事項

商品紹介等については、公式サイトおよび公開情報を基に作成しております。
記載内容は掲載時時点での参考値です。商品仕様は予告なく変更される場合があります。
購入・ご利用の際は必ず最新のパッケージ表示または公式情報をご確認ください。特に食物アレルギーをお持ちの方は原材料を十分にご確認の上お求めください。
本記事の内容ならびに画像の一部にAIを使用している場合があります。
画像はイメージの場合があり、説明内容とは異なる場合があります。
当記事の内容により生じた損害について、作成者は一切の責任を負いません。