用語名称(日本語、外国語)
カップリングシュガー(Coupling Sugar)
意味
カップリングシュガーは、砂糖(ショ糖)にブドウ糖を酵素の力で結合させたオリゴ糖の一種です。正式には砂糖結合水飴とも呼ばれ、主成分はグルコシルスクロースです。
砂糖のようなまろやかな甘味を持ちながら、甘味度は砂糖の約42〜55%程度と控えめです。
水飴のような粘性と保湿性も併せ持ち、砂糖の結晶化を抑えたり、食品にツヤを与えたりする機能があります。
製造はでん粉と砂糖を原料に、グルコシルトランスフェラーゼなどの酵素を使って行われます。消化・吸収される糖質なのでエネルギー源になりますが、口内で酸を作りにくい性質から、虫歯になりにくいとされています。
この甘味料は、砂糖の風味を活かしつつ、水飴のテクスチャー改善効果を加えた機能性素材として開発されました。単なる甘さだけでなく、食品の物性を整える点が特徴です。
用語を使う場面・対象となる食品
お菓子作りでは、砂糖の結晶化を防ぎたい場面でよく使います。例えば、糖分の割合が高いあん(餡)やキャンディでは、少量加えるだけで砂糖の結晶化を抑え、なめらかな食感を保てます。
焼き菓子ではしっとり感を出し、ゼリーやムースでは離水(水分が分離する現象)を抑制します。また、全体にツヤを加え、見た目を良くする効果もあります。
対象となる食品は、和菓子(特に餡を使ったもの)、洋菓子(キャラメル、ヌガー、グミなど)、製パン、調味料や佃煮類など幅広いです。子供向けのお菓子で虫歯リスクを考慮する場合にも選ばれることがあります。
実際のレシピでは、砂糖の10〜20%程度を置き換える形で使うのが一般的で、他の素材の味を邪魔しにくい点が便利です。カップリングシュガーは、主に業務用として25kg単位で販売されることが多く、家庭用小分け品は少ないため、パティシエや食品メーカーで活用される機会が多いです。保湿効果を活かせば、焼き菓子の日持ち向上にも寄与します。
