用語名称(日本語、外国語)

日本語では「ガムシロップ」と呼び、英語圏では「gum syrup」または「gomme syrup」(フランス語由来の表記)と表されます。歴史的に「gomme」はアラビアガムを指す言葉で、そこから来ています。

意味

ガムシロップとは、砂糖や液糖を水で溶かしたシロップ状の甘味料を指します。主成分は果糖ぶどう糖液糖(異性化糖)やグラニュー糖などで、水分を含んだ液体です。名前にある「ガム」は、昔はアラビアガム(アカシアの樹液から取れる天然の粘質物)を加えて糖の結晶化を防ぎ、粘り気を持たせていたことに由来します。現代の市販品では、アラビアガムを必ずしも含まず、果糖ぶどう糖液糖をベースに増粘剤などで調整したものが主流です。

このシロップの利点は、冷たい液体でも砂糖のように底に沈殿せず、すぐに混ざることです。また、低温で甘味を感じやすい性質を持つ果糖ぶどう糖液糖を使う場合が多く、アイスコーヒーや冷たいデザートで砂糖より甘く感じられることがあります。粘度があるため、口当たりをなめらかにする効果も期待できます。

自家製の場合、グラニュー糖と水を同量程度の割合で鍋に入れ、火にかけて砂糖を完全に溶かします。沸騰させすぎず、透明で少しとろみが出る程度に煮詰め、冷まして完成です。市販品より添加物を抑えたい人は、この方法が適しています。一方、商業用の多くはとうもろこしなどのデンプンを原料とした液糖を基に作られ、保存性を高めています。

用語を使う場面・対象となる食品

お菓子作りでは、スポンジケーキのシロップ漬けに使います。焼いたケーキにガムシロップを水やリキュールで薄めて染み込ませると、しっとりとした食感になり、乾燥を防げます。目安として、4号サイズのスポンジに水30g、ガムシロップ10g程度を混ぜて使う例があります。

生クリームの甘み付けにも便利です。生クリームの重さに対してガムシロップを約6分の1の割合で加えて泡立てると、甘さが均一に広がり、口溶けが良くなります。フルーツのコンポート作りでは、砂糖の代わりに加えて甘さを調整します。果物から出る水分と混ざりやすく、火の通り具合をコントロールしやすいです。

焼き菓子やマジパン細工では、水分保持効果が役立ちます。果糖の吸湿性が高いため、しっとり感を長持ちさせ、ひび割れを防ぐ働きがあります。クッキー生地や栗茶巾などの和菓子に少量加えると、優しい甘さと柔らかい食感が出せます。また、アイスクリームやムースなどの冷たいデザートでは、材料が均一に混ざり、なめらかな仕上がりになります。

飲み物以外のお菓子では、冷たい工程が多いスイーツで特に活躍します。温かいお菓子に使う場合は、甘味がやや控えめに感じられることがあるので、量を少し増やすと良いでしょう。市販のポーションタイプは手軽ですが、自家製なら砂糖の種類(グラニュー糖や三温糖など)で風味を変えられます。

ガムシロップは、シンプルシロップ(砂糖と水だけを煮溶かしたもの)と似ていますが、液状で溶けやすい点や低温での甘味の強さが異なります。お菓子作りを始めるときは、少量から試して自分の好みの甘さや粘度を見極めると、扱いやすくなります。

免責事項

商品紹介等については、公式サイトおよび公開情報を基に作成しております。
記載内容は掲載時時点での参考値です。商品仕様は予告なく変更される場合があります。
購入・ご利用の際は必ず最新のパッケージ表示または公式情報をご確認ください。特に食物アレルギーをお持ちの方は原材料を十分にご確認の上お求めください。
本記事の内容ならびに画像の一部にAIを使用している場合があります。
画像はイメージの場合があり、説明内容とは異なる場合があります。
当記事の内容により生じた損害について、作成者は一切の責任を負いません。