用語名称(日本語、外国語)
軽目焼(かるめやき)
別名としてカルメ焼き、カルメラ、カルメラ焼き、かるやきなどがある。英語ではhoneycomb toffeeやsponge toffee、foam candyと訳されることが多い。
意味
軽目焼とは、砂糖を主原料にした砂糖菓子の一種だ。ざらめ糖に少量の水を加えて煮詰め、そこに重曹(ベーキングソーダ)を加えて発泡させる。砂糖液がブクブクと泡立ち、軽石のような多孔質の構造になる。冷えて固まるとサクサクとした軽い食感が生まれ、表面にはカラメルのような焦げた香ばしい風味が残る。直径10センチ前後、厚さ4〜5センチ程度の円形で、中央がやや膨らんだ形が一般的だ。見た目よりずっと軽いため、「軽目」という名前があてられたとされる。
用語を使う場面・対象となる食品
この用語は、主に伝統的な駄菓子や縁日菓子を指す場面で登場する。祭りやお祭りの露店で実演販売される様子を説明するときに使われることが多い。屋台では、銅鍋で砂糖を煮詰め、重曹を加えて一気に膨らませる過程を客の前で見せながら仕上げる。完成品は円形のまま売られるほか、4分の1などにカットしたものや、棒に刺した「棒かる」として提供される場合もある。
対象となる食品は、砂糖菓子全体の中でも発泡させた軽いタイプに限られる。
現代の製菓では、家庭や小規模店舗で再現されるほか、市販の駄菓子としてスーパーや専門店でも見かける。似た食感の西洋菓子であるハニカムトフィーと比べると、サイズが大きめでシンプルな砂糖ベースという点が特徴だ。昔は氷砂糖と卵白を使った高価なバージョンもあったが、現在はざらめと重曹が基本の製法として定着している。
軽目焼は、子どもの頃の懐かしい味を思い起こさせるお菓子として親しまれてきた。サクサクと軽い口当たりなのに、砂糖の濃厚な甘さと香ばしさがしっかり感じられる点が魅力だ。縁日の屋台で熱々の状態を食べる機会は減ったものの、最近も一部の神社のお祭りや駄菓子イベントで姿を見かけることがある。製菓の現場では、この膨張の仕組みを理解することで、他の発泡菓子を作る際の参考にもなる。
