用語名称(日本語、外国語)
クリームチーズ(cream cheese)
意味
クリームチーズは、牛乳とクリームを主原料に作られる非熟成のフレッシュチーズです。白く柔らかく、きめ細かい質感が特徴で、乳酸菌によるさわやかな酸味とミルクのまろやかな風味がバランスよく感じられます。製造では、まず乳を加熱殺菌して脂肪分を調整し、そこに乳酸菌を加えて凝固させます。その後、乳清を取り除いて滑らかに仕上げます。この過程で熟成は行わず、すぐに食べられる状態になるため、強いクセがなく使いやすいのが魅力です。
アメリカ食品医薬品局の基準では、乳脂肪分33%以上、水分55%以下、pH値が4.4から4.9の範囲と定められています。一方、カナダでは乳脂肪分30%以上、水分55%以下という規定があり、国によって細かな違いがあります。日本で市販されている製品も、これらの基準に沿ったものがほとんどです。1870年代にアメリカのニューヨークで生まれたチーズで、元々はネウフチャテルチーズにクリームを加えて作られたのが始まりです。今では世界中で親しまれ、お菓子作りの定番材料になっています。
用語を使う場面・対象となる食品
お菓子作りでは、クリームチーズが土台となる場面が特に多いです。
代表的なのはチーズケーキです。ベイクドタイプではクリームチーズを砂糖や卵と混ぜて生地を作り、オーブンで焼き上げます。ニューヨークチーズケーキのように濃厚に仕上げる場合も、無焼成タイプで冷やし固める場合も、クリームチーズの滑らかさが食感の決め手になります。また、クッキーやサブレの生地に少量加えると、しっとりとした口当たりとコクが生まれます。ドーナツやスコーンでは、風味を補いながら軽い食感を保つのに役立ちます。
さらに、フロスティングとして使う場面も広がっています。クリームチーズをバターや粉糖と合わせれば、ケーキの表面を覆うクリームができ、酸味が甘さを引き立てます。フルーツを混ぜたデザートや、ナッツを加えた簡単なスイーツにも対応します。
パンやクラッカーに塗って食べるシンプルな使い方もありますが、お菓子の文脈ではデザートの主材料や隠し味として欠かせない存在です。
市販のブロック状やカップ入りのものを選べば、家庭でも扱いやすく、さまざまなレシピで活躍します。
