用語名称(日本語、外国語)
サブレ
Sablé(フランス語)
意味
サブレとは、フランス発祥の伝統的な焼き菓子を指す用語です。フランス語の「sablé」は「砂のような」という意味を持ち、粉とバターをすり合わせて生地を砂状にする工程「サブラージュ」や、焼き上がったお菓子のほろほろと崩れる食感にちなんで名付けられたと言われています。
一方で、フランスのサブレ=シュル=サルトという町の名前や、17世紀にサブレ侯爵夫人がバターをたっぷり使ったレシピを広めたことに由来するという説もあります。いずれにしても、共通するのはバターを小麦粉とほぼ同量使う点です。この配合により、一般的なクッキーやビスケットよりも風味が豊かになり、サクッと軽く口の中で溶けるような食感が生まれます。
材料はシンプルで、薄力粉、バター、砂糖、卵黄、塩が基本。膨張剤を使わないため、軽やかでありながらしっかりとした味わいが楽しめます。日本では明治時代に伝わり、今では日常的に親しまれる洋菓子の一つとなっています。
用語を使う場面・対象となる食品
サブレという用語は、洋菓子店や製菓の現場でよく使われます。たとえばレシピ本では「サブレ生地を用意する」と記され、パティシエの会話では「パート・サブレでタルト底を作ろう」と登場します。この生地は単独でクッキーとして焼くだけでなく、ケーキやタルトの土台にも活用されます。
対象となる食品は幅広く、プレーンなサブレのほか、チョコレートを混ぜたもの、アーモンドやナッツを加えたもの、型で抜いたかわいい形のものまであります。日本独自の例として、鳩の形をした「鳩サブレー」も有名です。また、紅茶やコーヒーと一緒にティータイムに並べるお菓子として、またはお土産や贈答品として店頭に並ぶことが多いです。日持ちが良く常温で保存できるため、家庭で手作りする際にも「サブレ」と呼んで楽しむ人が増えています。
