用語名称(日本語、外国語)
折りパイ(おりパイ)
英語:Puff pastry(パフペイストリー)
フランス語:Pâte feuilletée(パート・フイユテ)
意味
折りパイとは、小麦粉・水・塩で作った生地(デトランプ)にバターなどの油脂を包み込み、何度も折りたたんで層を作る製法、またはその生地自体を指す用語である。
この工程は「折り込み」と呼ばれ、層状になった生地を焼成すると、内部の水分が蒸気となって膨張し、サクサクとした軽い食感が生まれる。
特徴は、数十から数百にもなる薄い層構造にある。これは生地とバターを交互に重ねて伸ばし、三つ折りや四つ折りを繰り返すことで形成される。一般的には「折り込み回数(ターン数)」で仕上がりの層の多さが決まる。
また、折りパイには大きく分けて以下のような種類がある。
・クラシックな折りパイ(バターを包み込む方法)
・逆折りパイ(バターで生地を包む方法。フランスではアンヴェルセと呼ばれる)
どちらも基本原理は同じだが、食感や作業性に違いが出る。
用語を使う場面・対象となる食品
折りパイは、洋菓子を中心に幅広い製品で使用される。具体的には以下のような場面で登場する。
・焼き菓子の生地として
例:ミルフィーユ、パイ、アップルパイ
・軽食や惣菜系のパイ
例:キッシュ、ミートパイなど
・装飾や副素材として
パイ生地を細くカットして焼き、デザートのトッピングや飾りに使うケースもある
特に菓子製造の現場では、「折りパイを仕込む」「折り込みを何回入れる」といった形で工程を指す専門用語として使われる。家庭では冷凍パイシートが普及しているため、完成された折りパイ生地として扱われることが多い。
