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用語名称(日本語、外国語)
吊し柿(つるしがき)
英語:hang-dried persimmon、dried persimmon
意味
吊し柿とは、渋柿の皮をむき、紐や縄に通して吊るして自然乾燥させた加工品のことです。
表面が黒っぽくなり、白い粉(果糖の結晶)が浮き出るのが特徴で、渋味が抜けて濃厚な甘みが生まれ、もっちりとした食感になります。
昔から家庭で作られてきた保存食で、干し柿の製法の一つとして「つるし柿」と呼ばれるようになりました。軒先やベランダなどに吊るす様子からこの名前がついています。
乾燥過程でタンニンが不溶性に変わり、渋味が消える仕組みがポイントです。完成品は砂糖に近い甘さを持ち、長期保存が可能です。
用語を使う場面・対象となる食品
主に和菓子や伝統的なおやつ、保存食の文脈で使われます。家庭で手作りする干し柿を指すことが多く、市販の干し柿(例:市田柿や甲州柿など)でも「吊し柿」と呼ぶ場合があります。
対象となる食品は渋柿を原料とした干し柿全般です。
- そのままおやつとして食べる
- 和菓子の具材(栗きんとんを詰めたもの、白あんを合わせたもの、羊羹で包んだものなど)
- 洋菓子アレンジ(タルト、クッキー、クリームチーズサンド、パウンドケーキ)
- 酒の肴やお茶請け
特に秋から冬にかけて、柿の収穫期に作られる季節の味わいとして登場します。
地域によっては「ころ柿」とも呼ばれ、奈良県や静岡県、長野県などで伝統的に親しまれています。

