用語名称(日本語、外国語)

機能性食品(きのうせいしょくひん)

英語では「Foods with Function Claims(FFC)」や「functional food」と表現されることが多いです。日本では主に「機能性表示食品」として制度化されています。

意味

機能性表示食品とは、事業者が科学的根拠に基づいて、食品に含まれる特定の成分(機能性関与成分)が健康の維持や増進に役立つ可能性があることを、消費者庁長官に届け出た上でパッケージに表示できる食品です。
疾病に罹患していない人(未成年者、妊娠中・計画中の方、授乳中の方を除く)を対象とし、「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」といった表現が使われます。

この制度は2015年に始まり、事業者の責任で安全性と機能性の根拠を準備して販売前に届け出ます。国が個別に審査・許可するわけではなく、トクホ(特定保健用食品)とはここが大きく異なります。
届け出内容には、機能性の科学的根拠(臨床試験や文献レビューなど)、安全性に関する情報、製造管理体制、健康被害の情報収集体制などが含まれ、消費者庁のウェブサイトで公開されます。
2024年9月以降、紅麹問題などを背景に制度が改正され、科学的根拠の質向上や健康被害報告の義務化、GMP(適正製造規範)の要件強化などが進んでいます。これにより、消費者にとってより信頼性の高い情報提供が目指されています。

栄養機能食品とは別物で、こちらはビタミンやミネラルなどの栄養成分について、国が定めた定型的な表現(例:「カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です」)を表示できる自己認証制度です。機能性表示食品はより幅広い成分と具体的な健康効果を対象としています。

用語を使う場面・対象となる食品

お菓子メーカーやスイーツ開発の現場で、この用語は「ただおいしいだけでなく、健康に配慮した付加価値」をアピールするときに使われます。パッケージの表示欄や商品説明、広告、販売促進資料などで登場します。
消費者側では、スーパーやドラッグストアのお菓子コーナーで「機能性表示食品」と書かれた商品を選ぶ際に目にする機会が多いです。

対象となる食品は幅広く、加工食品全般や生鮮食品も含みますが、お菓子分野では特に以下のものが該当します。

  • グミやグミサプリ(例:血流改善やむくみケアをうたうもの)
  • チョコレート(例:記憶力維持や体脂肪対策)
  • ガム(例:体脂肪低減タイプ)
  • ゼリーやクッキー、玄米菓子など

これらは、食物繊維、茶カテキン、L-テアニン、モノグルコシルヘスペリジンなどの成分を機能性関与成分として届け出ています。日常のおやつとして続けやすい形状がメリットで、水なしで手軽に摂取できる点が人気です。
ただし、1日当たりの摂取目安量や注意事項(過剰摂取を避ける、バランスの取れた食事を基本とするなど)が必ず表示されているので、購入時は確認が必要です。

お菓子開発では、味や食感を損なわずに機能性成分を均一に配合する技術が鍵になります。苦みやにおいが出やすい成分をマスキングしたり、グミの弾力を活かして咀嚼しやすくしたりする工夫が見られます。

機能性表示食品は、健康維持をサポートする選択肢の一つとして役立ちますが、医薬品ではなく、食生活全体のバランスが大切です。気になる商品があれば、消費者庁の届出情報ページで詳細を調べることをおすすめします。

免責事項

商品紹介等については、公式サイトおよび公開情報を基に作成しております。
記載内容は掲載時時点での参考値です。商品仕様は予告なく変更される場合があります。
購入・ご利用の際は必ず最新のパッケージ表示または公式情報をご確認ください。特に食物アレルギーをお持ちの方は原材料を十分にご確認の上お求めください。
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