用語名称(日本語、外国語)

三同割(さんどうわり)

外国語:該当する標準的な外国語名称はありません。この用語は和菓子作りに特有の日本語の製菓用語です。

意味

三同割とは、卵、砂糖、小麦粉の3つの材料を同量で配合する比率のことです。

たとえば卵100gなら、砂糖も100g、小麦粉も100gという1対1対1のバランスになります。この呼び方は「3つの材料が同じ割合」という意味から来ていて、シンプルながら生地の仕上がりを安定させる基本的な考え方です。

用語を使う場面・対象となる食品

この用語は主に和菓子のどら焼きを作る場面で登場します。

和菓子職人の世界では、どら焼きの皮生地を仕上げる際の基本配合として長く受け継がれてきました。
具体的に言うと、卵200g、砂糖200g、小麦粉200gをベースに、本みりんやはちみつを少量加えて風味を整え、重曹を入れてふっくらさせるのが一般的です。こうしてできた生地を鉄板で薄く焼き、粒あんを挟むと、しっとりとした食感のどら焼きが完成します。

各店舗ではこの三同割を基準に、砂糖の量を少し変えたり、醤油や黒糖を加えたりして独自の味わいを出しています。安定した品質を保ちやすいため、職人にとって試作の出発点になる配合です。一方で、洋菓子のスポンジケーキの古いレシピでもこの比率が使われることがあります。ただ、今は重めの食感になりやすいため、日常の家庭菓子作りではあまり見かけません。

パウンドケーキの「4同割」(バター・砂糖・卵・小麦粉を同量)と同じように、製菓の基礎知識として役立つ用語です。

どら焼き以外では、特別なマジパン細工の土台など限定的な場面で参考にされる程度です。三同割を知っていると、お菓子作りのレシピを自分で調整する際の目安になり、配合の理由がわかりやすくなります。

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