用語名称(日本語、外国語)
中力粉(ちゅうりきこ)
英語:all-purpose flour(オールパーパスフラワー)、medium-strength flour
意味
中力粉は、小麦粉をたんぱく質含有量で分類したうちのひとつで、薄力粉と強力粉の中間に位置します。
一般的なたんぱく質含有量は7.5〜10.5%程度で、グルテンの生成量もほどよいバランスになっています。このため、生地をこねたときに適度な弾力と軽さの両方が出やすく、もちもちしすぎず、かといってパサつきすぎない食感を生み出します。
原料となる小麦は主に中間質小麦や軟質小麦で、粒子は薄力粉よりやや粗く、強力粉より細かいのが特徴です。
家庭では「うどん粉」として売られている場合もあります。
スーパーでは専用商品が置かれていない店も多く、その場合は薄力粉と強力粉を混ぜて代用する人もいますが、正確な比率はレシピによって調整が必要です。
用語を使う場面・対象となる食品
中力粉は幅広い料理に使えますが、お菓子作りでは特に「バランスの取れた食感」が求められる場面で活躍します。
代表的な例として、和菓子ではまんじゅうやどら焼きの皮、洋菓子では一部のパイ生地やクッキー、ビスケットなどに用いられます。パイ生地に使うと、パリッとした層とソフトな口当たりを両立させやすいです。また、たこ焼きやお好み焼き、うどん、餃子の皮、バゲットのようなパン類にもよく合います。
お菓子作りで中力粉を選ぶ理由は、薄力粉だけでは物足りない弾力やしっとり感を加えたいときです。
例えば、しっとりした焼き菓子や蒸し菓子で、軽すぎず重すぎない中間的な食感を狙う場合に便利です。ただし、スポンジケーキやシフォンケーキのようなふわふわ食感を重視するレシピでは、薄力粉のほうが適していることが多いので、用途をしっかり確認しましょう。
中力粉は日常のお菓子作りを広げてくれる存在です。レシピに指定があればそのまま使い、なければ似た特性の粉で調整しながら試してみてください。実際に手に取って生地の感触を確かめると、違いがよくわかります。

