お菓子の名前(日本語)
シュークリーム
お菓子の名前(外国語)
フランス語:Chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)
英語:Cream puff(クリーム・パフ)
イギリス英語:Profiterole(プロフィトロール)
お菓子の分類
洋菓子(フランス菓子)/生菓子/シュー菓子
どんなお菓子
シュークリームとは、小麦粉・バター・卵・水(または牛乳)を加熱しながら練り上げた「シュー生地(パータ・シュー)」をオーブンで焼き上げ、中に生じた空洞にカスタードクリームやホイップクリームなどを詰めた洋菓子である。フランス菓子の代表格として世界中で親しまれており、日本においても洋菓子店、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなど、あらゆる場所で購入できる国民的スイーツのひとつに数えられる。
外側のシュー生地は焼成時に水蒸気の力で大きく膨らみ、内部に空洞を形成するのが最大の特徴である。この空洞にクリームを充填することで、軽やかな生地と濃厚なクリームの組み合わせが生まれ、独特の味わいと食感を楽しめる。近年ではカスタードクリーム以外にもチョコレートクリーム、抹茶クリーム、フルーツ系クリーム、さらにはアイスクリームを詰めた「シューアイス」など、非常に多彩なバリエーションが展開されている。
お菓子の名前の由来
「シュークリーム」という名称は、フランス語の「chou」(シュー)と英語の「cream」(クリーム)を組み合わせた和製外来語である。フランス語で正式には「chou à la crème」(シュー・ア・ラ・クレーム)と呼ばれ、直訳すると「クリーム入りのキャベツ」という意味になる。
「シュー(chou)」とはフランス語でキャベツをはじめとする葉野菜の総称であるが、ここではキャベツを指している。丸く絞り出してオーブンで焼いたシュー生地が、ふっくらと膨らんだ姿がキャベツの結球に似ていることから、この名が付けられたとされる。
なお、英語圏で「シュークリーム」と発音すると、「shoe cream」(靴のクリーム、靴墨)と誤解されてしまうため、英語では「cream puff」(クリーム・パフ=クリーム入りのふっくらした物)と呼ぶのが一般的である。イギリスでは大きさを問わず「profiterole」(プロフィトロール)と呼ばれることもある。
お菓子の歴史
シュークリームの歴史は、16世紀のイタリア・フランスの宮廷文化にまで遡ることができる。シュー生地の原型は「揚げシュー(ベニエ・スフレ)」であったとされており、現在のオーブンで焼き上げるスタイルが確立されるまでには、数百年にわたる変遷があった。
シュー生地がフランスに伝わった経緯については諸説あるが、最も広く知られているのは1553年のカトリーヌ・ド・メディシスの輿入れにまつわるエピソードである。イタリアのメディチ家出身のカトリーヌは、フランス国王アンリ2世に嫁ぐ際に、自国からお抱え製菓職人のポプリーヌ(一説にはポプランとも呼ばれる)を連れてフランスに渡った。この職人が持ち込んだシュー生地の製法は、美食文化が花開いていたフランスの宮廷で広まり、改良されていった。当初この菓子は「ププラン」(乳房の意味)と呼ばれていたという記録が残っている。
その後、18世紀に入るとフランスの料理人・菓子職人たちによってシュー生地はさらに洗練されていった。1760年頃にはジャン・アヴィスがシュー生地を完成形に近づけたとされ、19世紀にはフランスの偉大なシェフであるアントワン・カレームが、シュー生地を使ったスイーツを体系化した。カレームはシュークリームの原型となる「プロフィトロール」や、フランスの結婚式で飾られる伝統菓子「クロカンブッシュ」などを考案したことでも知られる。
日本にシュークリームを伝えたのは、幕末に横浜の外国人居留地で洋菓子店「横浜八十五番館」を営んでいたフランス人、サミュエル・ピエールが最初であるとされている。当時の横浜は時代の最先端をゆく国際都市であり、ピエールのもとでフランス菓子の修行を積んだ日本人職人たちが各地に洋菓子店を開業していった。1884年(明治17年)には米津風月堂がシュークリームを販売した記録が残っている。
明治時代末期になると洋菓子は一般家庭にも広まるようになり、1904年(明治37年)に村井弦斎が著した小説『食道楽』には、シュークリームが随所に登場している。しかし、生クリームやカスタードクリームを詰めたシュークリームが庶民の間で広く普及したのは、冷蔵庫が家庭に行き渡るようになった昭和30年代(1955年~1964年頃)以降のことである。冷蔵設備の発達により、クリームの入った生菓子が日常のおやつとして気軽に楽しめるようになったのである。
現代フランスにおいては、日本の菓子店で見られるようなシンプルなシュークリームは「chou à l’ancienne」(シュー・ア・ランシエンヌ=昔風シュークリーム)と呼ばれている。1990年代のパリでは家庭でも作れる菓子と考えられており、一般に店頭に並ぶ菓子ではなかったという。フランスではシュー生地を使いつつもエクレアやサントノレ、パリ・ブレストといった、別の食感やデザイン性を付加した菓子が好まれる傾向があった。しかし2010年代に入ると、パリでは一つのスイーツに特化した専門店がブームとなり、2011年にシュークリーム専門店「ポペリーニ」、2013年には「オデット・パリ」がオープンするなど、シュークリームが再評価される動きも見られた。
発祥の地
シュー生地の製法の起源はイタリアであるが、現在のシュークリームの形に発展・完成させたのはフランスである。そのため、発祥国はフランスとするのが一般的である。日本においてシュークリームが最初に紹介された地は神奈川県横浜市の外国人居留地であり、横浜はまさに日本のシュークリーム発信地と言える。
有名な商品(メーカー名と商品名と販売価格)
シュークリームは日本全国で幅広く販売されており、専門店からコンビニ、スーパーまで多種多様な商品が存在する。代表的な有名商品を以下に紹介する。
ビアードパパ(DAY TO LIFE)「パイシュークリーム」
シュークリーム専門店として国内外に展開するビアードパパの看板商品である。シュー皮をパイ生地で包んだ独自製法によるサクサク食感が特徴で、注文を受けてからクリームを詰める「できたて・作りたて」のスタイルが支持されている。価格は1個220円前後(税込)で、2025年11月に一部商品の価格改定が行われている。月替わりの限定フレーバーも人気が高い。
銀座コージーコーナー「ジャンボシュークリーム」
1985年の発売以来、長年にわたり愛されてきたロングセラー商品である。ふんわりとしたシュー生地にカスタードクリーム、またはホイップクリームとカスタードクリームのダブル仕立てなど、複数の種類が用意されている。価格はカスタードタイプが税込194円程度、ホイップ&カスタードタイプが税込194円程度で、毎月19日の「シュークリームの日」には10%OFFで販売されるキャンペーンも行われている。
洋菓子のヒロタ「ヒロタのシュークリーム」
1924年(大正13年)創業の老舗が手がける看板商品である。小ぶりなサイズのシュークリームが4個入りのパックで販売されるスタイルが特徴的で、カスタード、生クリーム、チョコレートなどの定番に加え、季節限定フレーバーも毎月展開されている。4個入りで400円台~600円程度、オンラインショップでは6個入りが1,620円~1,815円程度で販売されている。
モンテール「牛乳と卵のカスタード&ホイップシュー」
全国のスーパーマーケットやコンビニエンスストアで広く流通するチルドスイーツの定番商品である。北海道産生クリームをブレンドしたミルクホイップと自家炊きカスタードの2層仕立てが特徴で、希望小売価格は税込138円程度と、手に取りやすい価格帯が魅力である。
セブン-イレブン「バニラ広がるカスタードシュー」
コンビニエンスストアのプライベートブランドシュークリームとして高い人気を誇る商品である。バニラの風味豊かなカスタードクリームとくちどけの良いシュー皮が特徴で、価格は税別160円程度。コンビニ各社はそれぞれ独自のシュークリームを展開しており、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの三社による競争が激しい分野でもある。
味や食感などの特徴
シュークリームの味と食感は、シュー生地とクリームの組み合わせによって多彩な表情を見せる。
シュー生地は、バター・水(または牛乳)・小麦粉・卵という極めてシンプルな材料から作られるが、焼き上がりの食感は製法や配合によって大きく異なる。オーソドックスなシュー生地はふんわりと軽く、やわらかい食感が特徴である。口に含むとほのかにバターの風味と卵の香りが広がり、クリームとの一体感を楽しめる。一方、近年人気の「クッキーシュー」は、シュー生地の表面にクッキー生地を被せて焼くことで、外側がザクザク・サクサクとした香ばしい食感に仕上がる。ビアードパパに代表される「パイシュー」は、シュー生地をパイ生地で包んで焼くことで、パリッとしたパイの層とモチっとしたシュー生地の二重の食感を楽しめるのが魅力である。
クリームについては、カスタードクリームが最も基本的なフィリングである。卵黄、砂糖、牛乳、薄力粉(またはコーンスターチ)を加熱して作るカスタードクリームは、なめらかでコクのある甘さが特徴で、バニラビーンズを加えることで芳醇な香りが加わる。ホイップクリーム(生クリーム)を詰めたタイプはカスタードよりもあっさりとした口当たりで、ミルクの風味とエアリーな軽さが魅力である。現在の主流は、カスタードクリームとホイップクリームの両方を充填した「ダブルクリーム」タイプで、濃厚さと軽さのバランスが絶妙な味わいを生み出している。
全体としてシュークリームは、生地の軽やかさとクリームの濃厚さのコントラストが最大の魅力であり、一口かじるとクリームがとろりとあふれ出る瞬間の幸福感は、他の洋菓子では味わえない独特の体験といえる。
どんな場面やどんな人におすすめ
シュークリームは、老若男女を問わず幅広い層に愛される万能スイーツである。
日常のおやつとしては、コンビニやスーパーで100円台~200円台で手軽に購入でき、仕事や勉強の合間の気分転換にぴったりである。子どものおやつとしても定番中の定番であり、やわらかい食感とやさしい甘さは小さな子どもにも食べやすい。
手土産やちょっとした差し入れにも最適で、専門店やパティスリーのシュークリームは見た目にも華やかで特別感がある。ビアードパパのようにその場で作りたてを提供する店舗のものは、焼きたて・詰めたてならではのサクサク感を贈ることができる。
お菓子作りの入門としてもシュークリームは人気が高い。シュー生地の膨らませ方やカスタードクリームの炊き方など、製菓の基本技術を学べるため、お菓子作り初心者から上級者まで楽しめるレシピである。親子で一緒に作るのも楽しい体験になるだろう。
また、誕生日パーティーや結婚式では、シュークリームを積み上げたフランスの伝統菓子「クロカンブッシュ」が飾られることもあり、特別なイベントの主役としても活躍する。
材料
シュークリームの材料は、シュー生地とカスタードクリームの二つに大別される。
シュー生地の基本材料は、水(または牛乳、あるいはその混合)、無塩バター、塩、薄力粉、卵である。水と牛乳の配合比率によって仕上がりの食感が変わり、水の割合が多いと軽くパリッとした生地に、牛乳の割合が多いとしっとりとコクのある生地になる。グラニュー糖を少量加えるレシピもある。
カスタードクリームの基本材料は、牛乳、卵黄、グラニュー糖、薄力粉(またはコーンスターチ)、無塩バター、バニラビーンズ(またはバニラエッセンス)である。卵黄と砂糖をすり混ぜ、粉類を加えてから温めた牛乳を注ぎ入れ、加熱しながら練り上げて作る。仕上げにバターを加えることで、なめらかさとコクが増す。
ホイップクリームを併用する場合は、生クリーム(乳脂肪分35~45%程度)とグラニュー糖を泡立てて使用する。
レシピ
ここでは、家庭で作れる基本的なシュークリームのレシピを紹介する。分量は約6個分を目安としている。
【シュー生地】
- まず、水60ml、牛乳60ml、無塩バター45g、塩ひとつまみを鍋に入れ、中火にかける。バターが完全に溶け、鍋の縁からぶくぶくと泡が立つまでしっかりと沸騰させる。沸騰したら火を止め、ふるっておいた薄力粉50gを一度に加える。木べらで素早くかき混ぜ、粉気がなくなるまでしっかりとなじませる。再び中火にかけ、鍋底に薄い膜が張るまで1~2分ほど練り混ぜる。これにより余分な水分を飛ばし、生地に粘りを出す。
- 火を止めて生地をボウルに移し、溶き卵(約2個分、110g程度)を少量ずつ加えながら混ぜる。卵は一度に加えず、5~6回に分けて加えるのがポイントである。木べらで生地を持ち上げたとき、逆三角形の形でゆっくりと落ちる程度の硬さが目安となる。卵の全量を使わない場合もあるため、硬さを見ながら調整する。
- 天板にオーブンシートを敷き、口金を付けた絞り袋に生地を入れて直径約4cmの円形に絞り出す。霧吹きで水を吹きかけたら、200℃に予熱したオーブンで約20分焼き、その後170℃に下げてさらに10~15分焼く。焼いている途中でオーブンの扉を開けると生地がしぼんでしまうので、絶対に開けないことが重要である。焼き上がったらオーブン内で少し乾燥させてから取り出し、ケーキクーラーの上で冷ます。
【カスタードクリーム】
ボウルに卵黄3個分とグラニュー糖60gを入れ、白っぽくなるまですり混ぜる。薄力粉15gとコーンスターチ15gをふるい入れて混ぜ合わせる。鍋に牛乳300mlとバニラビーンズ(縦に割いて種をしごき出したもの)を入れ、沸騰直前まで温める。温めた牛乳を卵黄のボウルに少しずつ加えて混ぜ、漉しながら鍋に戻す。中火にかけて絶えずかき混ぜ、とろみが付いてツヤが出てきたら火を止める。バター10gを加えて混ぜ、バットに移してラップを密着させて冷ます。
【仕上げ】
冷めたシュー生地の上部3分の1を横にカットするか、下部に箸などで穴を開ける。絞り袋にカスタードクリームを入れ、シューの空洞にたっぷりと詰めれば完成である。好みで粉糖をふりかけると見た目も美しくなる。
販売温度帯
シュークリームは基本的に要冷蔵(10℃以下)の商品として販売される。クリームには卵、牛乳、生クリームといった傷みやすい乳製品が使用されているため、常温での長時間放置は食品衛生上のリスクが高い。洋菓子店やコンビニエンスストアでは冷蔵ショーケースに陳列されており、購入後も速やかに冷蔵保存することが推奨される。
一方、冷凍タイプのシュークリーム(シューアイスを含む)も広く販売されており、冷凍温度帯(-18℃以下)での流通もある。ヒロタの冷凍シュークリームセットや、コストコなどで販売される大容量の冷凍シュークリームなどがこの温度帯に該当する。
主な流通形態
シュークリームの流通形態は非常に多岐にわたる。
洋菓子専門店・パティスリーでは、店内で焼き上げた手作りのシュークリームが個売りで提供される。ビアードパパのようなシュークリーム専門チェーン店では、注文後にクリームを詰める「できたて」販売が特徴的である。銀座コージーコーナーや不二家などの洋菓子チェーン店でも、店舗の冷蔵ショーケースで販売されている。
コンビニエンスストアでは、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど各社がプライベートブランドの商品を展開しており、チルドスイーツとして冷蔵コーナーに陳列されている。スーパーマーケットでは、モンテールをはじめとするメーカー製のチルドシュークリームがデザートコーナーに並ぶ。
通信販売(お取り寄せ)では、有名パティスリーのシュークリームが冷凍便で全国に届けられるケースが増えており、楽天市場やAmazonなどのECサイトでも多くの商品が取り扱われている。
価格帯
シュークリームの価格帯は、販売チャネルや商品のグレードによって大きく異なる。
スーパーマーケットで販売されるモンテールなどのメーカー製チルドシュークリームは、1個あたり100円~150円程度(税込)が主流であり、最も手頃な価格帯である。コンビニエンスストアのプライベートブランド商品は1個160円~260円程度(税込)で、やや付加価値を高めた商品設計が特徴的である。
ビアードパパや銀座コージーコーナーなどのチェーン系洋菓子店では、1個200円~300円程度(税込)が中心価格帯となっている。個人経営のパティスリーや高級洋菓子店になると、1個350円~600円程度、あるいはそれ以上の価格帯の商品も珍しくない。素材へのこだわりやシェフの技術、ブランド価値が価格に反映される。
お取り寄せ商品では、複数個セットでの販売が一般的で、4個入りで1,500円~2,500円程度、6個入りで2,000円~4,000円程度の価格帯が多い。送料が別途必要となる場合もある。
日持ち
シュークリームは生菓子に分類されるため、日持ちは基本的に短い。多くの市販品には「賞味期限」ではなく「消費期限」が設定されており、購入後は早めに食べ切ることが推奨される。
洋菓子専門店の手作りシュークリームは、購入当日中に食べるのが基本である。ビアードパパの商品も「購入されたその日のうちにお召し上がりください」と明示されている。コンビニやスーパーで販売されるチルドタイプの場合は、製造日を含めて2~3日程度の消費期限が設定されていることが多い。
冷凍保存する場合は、ラップでしっかり包んでフリーザーバッグに入れることで、2週間~1ヶ月程度の保存が可能とされる。ただし、冷凍期間が長くなるほど風味の劣化や冷凍焼けが進むため、早めの消費が望ましい。解凍は冷蔵庫でゆっくりと行うのがよく、解凍後は当日中に食べるのが安全である。
冷凍専用として販売されるシュークリームやシューアイスは、冷凍状態で数ヶ月の賞味期限が設定されていることもある。
アレンジ・バリエーション
シュークリームは、シュー生地の製法やフィリングの種類、トッピングの工夫など、さまざまなアレンジが加えられてきた洋菓子であり、そのバリエーションは極めて豊富である。
クッキーシュー
シュー生地の表面にクッキー生地(クランブル生地)を被せて焼くことで、外側にザクザクとした食感を加えたタイプである。パリの専門店では「シュー・クラックラン」と呼ばれ、2010年代のパリのシュークリーム専門店ブームの火付け役ともなった。日本でもビアードパパのクッキーシュー(1個280円程度)をはじめ、多くの店舗で定番メニューとなっている。
パイシュー
シュー生地をパイ生地で包んで焼き上げたもので、パイのサクサクした層とシューのもっちりした食感の二重構造が楽しめる。ビアードパパの看板メニューとして広く知られている。
エクレア
シュー生地を細長い棒状に絞り出して焼き、中にクリームを詰め、表面にチョコレートやフォンダンをかけた菓子である。フランスでは「éclair」(稲妻)の名で呼ばれ、シュー菓子の中でも特にポピュラーな存在である。
クロカンブッシュ
小さなシュークリーム(プロフィトロール)を飴やカラメルで接着しながら円錐形に積み上げたフランスの伝統的な祝い菓子である。結婚式や洗礼式などの祝宴で供されることが多い。
パリ・ブレスト
シュー生地をリング状に焼き上げ、中にプラリネクリーム(アーモンドプラリネを混ぜ込んだバタークリームやムースリーヌ)を詰めたフランス菓子である。1891年に開催された自転車レース「パリ・ブレスト・パリ」を記念して考案されたもので、リング状の形は自転車の車輪を象っている。
シューアイス
シュー生地の中にアイスクリームを詰めたもので、冷凍菓子として販売される。ヒロタのシューアイスが日本では特に有名で、バニラ、チョコレート、抹茶など多彩なフレーバーが揃う。
スワンシュー
シュー生地を白鳥の形に成形して焼き上げた芸術的なシュー菓子である。首と頭の部分を細い生地で別に焼き、羽の部分はシュー皮を二つに割いて表現する。フランス語では「シーニュ(Cygne)」と呼ばれ、パティスリーの技術を示す菓子としても知られる。
抹茶シュー、ストロベリーシュー、チョコシュー など
フィリングのフレーバーを変えたバリエーションも広く展開されている。季節のフルーツを使った期間限定商品(あまおう苺、マンゴー、栗など)も人気が高く、コンビニエンスストアや専門店で季節ごとに新しいフレーバーが登場している。
和風アレンジ
和三盆を使ったシュークリームや、きな粉クリームを詰めたもの、小倉あんとホイップクリームを組み合わせたものなど、和洋折衷のシュークリームも注目を集めている。
