用語名称(日本語、外国語)

斤(きん)

外国語:中国語では「斤(jīn)」
英語では「kin(traditional Japanese weight unit)」

意味

斤は、もともと中国から伝わった重さの単位で、日本では尺貫法(しゃっかんほう)に基づいて1斤=160匁(もんめ)と定められています。
1匁は3.75gなので、計算すると1斤はちょうど600gになります。
この定義は明治時代に法律で統一されたもので、現在も伝統的な食品の取引や計量で使われています。
ただし、同じ「斤」という呼び方でも国によって重さが異なります。中国本土では現在1斤=500g、台湾や香港では600g前後が一般的です。
日本独自の文脈では600gが基準です。

一方で、食パン業界だけは特別なルールがあり、包装食パンでは「1斤=340g以上」と日本パン公正取引協議会が定めています。これはお菓子全体ではなく、パンに限った現代の運用です。
お菓子作りの場面では、伝統的な600gの斤が材料の目安として残っています。

用語を使う場面・対象となる食品

お菓子作りでは、主に和菓子職人や専門店で材料の量り売りやレシピの目安として登場します。例えば小豆や砂糖を大量に仕入れるとき、「小豆1斤」「砂糖1斤」と表現すると600g分を指します。昔の和菓子屋さんでは、あんこや落雁(らくがん)のような乾菓子を斤単位で扱うケースも見られました。

現代の家庭料理や洋菓子レシピではグラム表示が主流ですが、プロの現場や伝統的な菓子店では今も「斤」が便利な単位として生きています。沖縄など一部地域では日常の食品売り場でも600gの斤が使われ、お菓子材料の購入時に自然と耳にします。

この単位を知っていると、古いレシピ本を読んだり、職人さんから材料を分けてもらったりする際に役立ちます。600gという中間サイズが、少量でも多すぎず、ちょうど作業しやすい量だからです。

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