用語名称(日本語、外国語)

オブラート(日本語)

Oblate(英語)

意味

オブラートとは、主にデンプンを原料として作られる、ごく薄く半透明の可食性フィルムのことを指す。日本では馬鈴薯でん粉(じゃがいも由来)を水に溶かし、加熱乾燥してシート状に成形したものが一般的である。

もともとは薬を包んで飲みやすくするための用途で広く普及したが、食品分野では食材同士の付着防止や水分移行の抑制、見た目の演出などに活用される。口に入れると唾液で速やかに溶ける性質を持つため、食品の風味や食感を大きく損なわない点が特徴である。

なお、「オブラート」という名称はラテン語由来の語で、薄い板状のものを意味する言葉に由来するとされている。

用語を使う場面・対象となる食品

オブラートは製菓・食品の現場で、主に以下のような用途で使われる。

まず代表的なのが、和菓子における使用である。やわらかい餅菓子や水分の多い菓子は、隣同士がくっつきやすい。そのため、求肥や餅菓子の底面や表面にオブラートを敷くことで、包装時や陳列時の付着を防ぐ。たとえば、餡を包んだ柔らかい菓子や、ゼリー状の菓子などでよく見られる。

次に、粉状や粘性の高い食品の取り扱いにも用いられる。口溶けの良さを活かし、粉末を包んでそのまま食べられる形に整える用途がある。これはもともとの医薬用途に近い使い方で、食品分野でも応用されている。

さらに、デコレーション用途としても活用される。食用インクで印刷されたオブラートシートは、ケーキやチョコレートの表面に貼ることで、イラストや文字を表現できる。薄く軽いため、クリームの上にもなじみやすい。

加えて、水分移行を抑える簡易的なバリアとしての役割もある。例えば、湿り気のある具材と乾いた生地を組み合わせる際に間に挟むことで、食感の劣化を緩やかにする工夫として使われる場合がある。

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