用語名称(日本語、外国語)
赤飯(せきはん)
英語:Sekihan(Red bean rice)
中国語:红豆饭(hóngdòu fàn)
韓国語:팥밥(patbap)
意味
赤飯とは、もち米にアズキ(小豆)やササゲを加えて蒸したおこわの一種です。
アズキを煮たときに出る赤い煮汁がもち米に染み込み、全体が淡い赤褐色になるのが特徴です。
この色から「赤飯」と呼ばれます。もち米の粘り気とアズキのほのかな甘み・塩味が調和した素朴な味わいで、食感はもっちりしています。
古くは赤米(赤い色素を含む米)を蒸したものが起源で、平安時代中期の『枕草子』に小豆粥として原形が記されています。江戸時代中期頃に白いもち米をアズキで色づけする方法が広がり、現代の形になりました。
赤い色は古来から邪気を払う力があるとされ、魔除けや慶事の象徴として用いられてきました。また、アズキのポリフェノールや食物繊維などの栄養面からも親しまれています。
用語を使う場面・対象となる食品
赤飯は主にハレの日、つまりお祝いの場面で登場します。
代表的なのは出産祝い、お食い初め、初節句、七五三、入学・卒業、成人式、結婚式、還暦などの人生の節目です。
神社の祭礼やお盆、節分といった年中行事でも振る舞われることがあります。
一部地域では葬儀などの凶事でも用いられるケースがありますが、全国的には吉事中心です。
対象となる食品としては、伝統的なおこわ料理そのものです。
家庭で炊くほか、コンビニのおにぎりや弁当、缶詰、フリーズドライ商品としても親しまれています。
お祝い席ではごま塩を振って提供されるのが一般的で、ごまは炒らずにそのまま使うのが慣例です。
お菓子や和食の文脈では、祝い菓子や季節の贈答品に添えられることがあり、赤飯そのものを「ハレの食べ物」として扱います。
最近では日常的に楽しめるよう、炊飯器で簡単に作れるレシピや市販品が増え、特別な日だけでなく気軽に味わえる存在になっています。

