用語名称(日本語、外国語)
大学芋(だいがくいも)
英語:Candied Sweet Potatoes、Daigaku Imo
意味
大学芋とは、さつまいもを油で揚げて表面をカリッと仕上げ、砂糖や水あめ、みりんなどで作った糖蜜を絡めたお菓子です。
仕上げに黒ごまや白ごまを振るのが一般的で、外側はカリカリとした食感、中はホクホクとしたさつまいもの自然な甘さを楽しめます。
糖蜜は煮詰めて糸を引く程度の濃度に仕上げるため、冷めるとパリッとした歯触りになります。
甘さの中に少し塩気や醤油を加えるレシピもあり、甘じょっぱい味わいが特徴です。
さつまいもの品種によって食感が変わり、紅はるかや安納芋のような甘めのものを使うとよりおいしく仕上がります。
用語を使う場面・対象となる食品
大学芋は、主に秋から冬にかけての季節菓子として親しまれます。さつまいもが旬を迎える時期に家庭で作ったり、和菓子店や屋台、コンビニの季節商品として販売されたりします。おやつとしてそのまま食べるほか、弁当のおかずやおつまみにも使われることがあります。
対象となる食品は基本的に「さつまいも」を使った揚げ菓子全般で、大学芋風にアレンジしたスイーツ(例: 大学芋味のアイスやパフェ)も見られます。最近は油を使わないオーブン焼きや電子レンジ調理の簡単バージョンも増え、家庭料理の定番の一つとなっています。
大学芋の名前の由来にはいくつかの説があります。
大正時代から昭和初期にかけて、東京の学生街(神田周辺や東京大学の赤門前)で大学生が好んで食べていたためこの名前がついた、というのが有力です。当時は不況の時代で、安価で栄養があり腹持ちの良いさつまいもを加工したものが学生たちにとって手軽な食べ物だったようです。
他にも、大学生が学費を稼ぐために売り始めたという説もありますが、どれも確定したものではなく「おいもの世界の七不思議」の一つとされるほど諸説が入り混じっています。
このお菓子は中華料理の「蜜汁紅薯(ミーチェンホンシュー)」に似た製法で、身近な材料で作れる点が長く愛される理由です。
さつまいもの自然な甘さと蜜の香ばしさがマッチし、冷めてもおいしいため持ち運びにも向いています。

