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用語名称(日本語、外国語)
食物繊維(しょくもつせんい)
英語:Dietary fiber
意味
食物繊維とは、人間の消化酵素では分解・吸収できない、植物由来の難消化性成分の総称です。主に炭水化物の一種として分類され、小腸を通り過ぎて大腸に届きます。
この成分は、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」の2つに大きく分けられます。水溶性はペクチンやイヌリン、β-グルカンなどが代表的で、腸内でゲル状になり、糖やコレステロールの吸収をゆるやかにする働きがあります。一方、不溶性はセルロースやリグニンなどが中心で、水分を吸って便のかさを増やし、腸の動きを促します。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、1日の目標摂取量を成人男性で22g以上、女性で18g以上としています。日本人の平均摂取量はこれを下回る傾向にあり、不足しやすい栄養素の一つです。
用語を使う場面・対象となる食品
お菓子の分野では、健康志向の高まりとともに「食物繊維入り」や「食物繊維豊富」といった表示がよく見られます。特に糖質を控えめにしたい人や、腸内環境を整えたい人を対象とした商品で積極的に取り入れられています。
対象となる食品例としては、以下のようなものがあります。
- ドライフルーツ(例: ドライブルーベリーや干し芋):自然に含まれる食物繊維が凝縮され、水溶性・不溶性の両方を摂取しやすい。
- オートミールや全粒穀物を使ったクッキー・グラノーラ:不溶性食物繊維が豊富。
- こんにゃく粉やイヌリン添加のゼリー・グミ:水溶性食物繊維を強化し、血糖値の急上昇を抑えやすい。
- 豆類(小豆など)を使った和菓子:おはぎやあんみつなどで自然に摂取可能。
- ナッツやシードを加えたチョコレートやバー類:手軽に不溶性食物繊維を補える。
お菓子メーカーでは、栄養成分表示で「食物繊維○g」と具体的に示すことで、1回の間食で3g以上摂取できる商品をアピールするケースが増えています。
こうした表示を参考に選べば、日常的に不足しがちな食物繊維を効率的に補えます。

