お菓子の名前(日本語)

ういろう(外郎、外良、ういろ、うゐろ、うゐらう とも表記)

お菓子の名前(外国語)

Uirō / Uiro(英語では “Japanese steamed rice cake” と説明されることが多い)

お菓子の分類

和菓子/蒸し菓子/生菓子(棹物・一口菓子)

どんなお菓子

ういろうは、米粉や小麦粉、わらび粉などの穀粉に砂糖と水を練り合わせ、型に流し込んで蒸籠(せいろ)で蒸し上げて作る日本の伝統的な蒸し菓子です。見た目は羊羹(ようかん)によく似た長方形の棹物(さおもの)として販売されることが多いのですが、味わいと食感はまったく異なります。羊羹が小豆あんと寒天を練り上げたなめらかで均質な甘さを持つのに対して、ういろうは穀粉由来のもっちりとした弾力ある食感と、ほのかでやさしい甘みが最大の特徴です。

ういろうは日本各地で作られており、地域によって使用する穀粉の種類や砂糖の種類、食感、味わいが大きく異なります。名古屋では米粉(うるち米の粉)を主原料として、もっちりと弾力のある食感に仕上げます。山口では本わらび粉を使い、わらび餅のようなぷるんとした柔らかい食感が特徴です。小田原では外郎家が伝統の製法を守り、米粉を用いたすっきりとした甘みの上生菓子として販売しています。京都ではういろう皮を使った上生菓子や茶席用の菓子として親しまれ、伊勢では小麦粉を使ったコシのある食感のういろうが作られています。このように、ひと口に「ういろう」といっても、地域ごとに個性豊かなバリエーションが存在し、それぞれが長い歴史のなかで独自の発展を遂げてきたお菓子なのです。

定番のフレーバーとしては、白砂糖を使った「しろ」、黒砂糖を使った「くろ」、「抹茶」、小豆を使った「上がり(こしあん)」、桜葉で風味をつけた「さくら」の5種類が広く知られています。近年ではコーヒー味や柚子味、季節の果物を使ったものなど、現代的なアレンジを加えた商品も数多く登場しています。

お菓子の名前の由来

「ういろう」という名前の由来には、大きく分けて二つの説が伝わっています。

第一の説は、菓子の色が薬の「外郎(ういろう)」に似ていたことに由来するというものです。江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にも記されているこの説では、当時作られていた黒砂糖のういろうの黒っぽい色合いが、「透頂香(とうちんこう)」と呼ばれる銀色の丸薬「外郎薬」に似ていたことから、菓子にも「外郎」の名が冠されたとされています。

第二の説は、外郎家にまつわるものです。14世紀、元王朝の崩壊に伴い、中国の元朝で外交官の職にあった陳宗敬(ちんそうけい)が博多に亡命し、「陳外郎」と名乗りました。その息子である宗奇(そうき)が京都に移り住み、室町幕府の三代将軍・足利義満に外郎薬を献上した際、口直しとして添えた菓子が「ういろう」の始まりであるというものです。外郎家が作る菓子だから「ういろう」と呼ばれるようになった、という由来です。

いずれの説が正しいかについては確定的な結論は出ていませんが、「外郎」という名が薬と菓子の両方に使われてきた歴史的経緯から、両説は互いに矛盾するものではなく、複合的に名前が定着していった可能性も指摘されています。なお、「ういろう」「外郎」という名称は普通名詞として扱われており、特定の家やメーカーだけの専有名称ではありません。

お菓子の歴史

ういろうの歴史は室町時代にまで遡ります。前述のとおり、元朝から亡命した陳宗敬が博多の妙楽寺に居を構え、その子・宗奇が京都で足利義満に外郎薬を献上した際に添えた菓子がういろうの起源のひとつとされています。妙楽寺には1987年(昭和62年)に「ういろう伝来之地」の石碑が建立されています。

宗奇の時代、すなわち室町時代には黒砂糖が大変貴重な品でした。その黒砂糖を用いた「黒糖ういろう」が、ういろう本来の姿であると考えられています。外郎家は代々、薬の製造とともに菓子の製法も伝えてきました。

京都の外郎家(本家)が元禄年間頃に衰退したのち、1504年(永正元年)に小田原に分家として成立していた小田原外郎家が外郎薬の製造を引き継ぎました。小田原外郎家は薬屋としての歴史が長く、菓子のういろうを一般に販売し始めたのは明治時代に入ってからのことです。現在も小田原城近くの本店で薬と菓子の両方を販売しており、25代にわたる一子相伝の伝統を守り続けています。

一方、菓子としてのういろうを最も早い時期から一般に販売したのは、1659年(万治2年)創業の名古屋・餅文総本店です。尾張藩第2代藩主・徳川光友に仕えた中国人学者・陳元贇からういろうの製法が伝えられたとの伝承があり、尾張藩主への献上菓子として名古屋で広まっていきました。

江戸時代にはすでに日本各地にういろうの製法が伝わり、各地で製造販売が行われるようになっていました。そして1931年(昭和6年)、青柳総本家が名古屋駅構内およびプラットホームでういろうの立ち売りを開始したことが、名古屋ういろうの知名度を高める大きな転機となりました。さらに1964年(昭和39年)の東海道新幹線開通後、青柳ういろうが全列車内での車内販売を許可されたことで、名古屋土産としてのういろうは全国的に広く知られるようになりました。

1968年(昭和43年)には青柳総本家が業界に先駆けてフィルム充填製法を開発し、ういろうの包装技術を革新しました。できたての風味を閉じ込めて日持ちを延ばすことに成功し、土産品としての需要拡大に大きく貢献しました。1981年(昭和56年)にはひとくちサイズのういろうが発売され、手軽に楽しめるスタイルが定着していきました。

山口県では、大内文化の華やかな時代を背景に独自のういろう文化が花開きました。山口のういろうは本わらび粉と小麦粉を原料とし、名古屋のそれとはまったく異なるぷるんとした食感が特徴です。戦後の物資不足のなかでも原料調達に奔走し、和菓子作りに取り組んだ職人たちの努力によって、山口ういろうは全国にその名を知られるようになりました。

発祥の地

ういろうの発祥地は諸説あり、一つに確定することは困難です。外郎家の初代・陳宗敬が居住した博多(福岡県福岡市)、あるいは二代目・宗奇が足利義満に菓子を献上して「ういろう」の名を初めて世に知らしめた京都が、歴史的な発祥地として有力です。

現在、ういろうの名産地として特に有名なのは、名古屋(愛知県)、山口(山口県)、小田原(神奈川県)の三都市です。また、「名古屋ういろう」「山口ういろう」と並んで「阿波ういろ(徳島県)」を含む三つを「日本三大ういろう」と称することもあります。そのほか、京都、伊勢(三重県)、宮崎県など、日本各地にそれぞれの地域の特色を持つういろうが存在します。

有名な商品(メーカー名と商品名と販売価格)

ういろうを代表する有名メーカーと主要商品を紹介します(価格は税込、2025年時点の参考価格であり変動する場合があります)。

青柳総本家(名古屋)
1879年(明治12年)創業で、日本一の販売量を誇るういろうメーカーです。代表商品「青柳ういろう」は一棹あたり約432〜540円で、しろ・くろ・抹茶・上がり(こしあん)・さくらの5味が定番です。ひとくちタイプは5個入519円、10個入1,080円となっています。賞味期限は製造日から20日です。

餅文総本店
1659年(万治2年)創業の名古屋ういろう元祖です。代表商品「生ういろ」は一棹432円で、白・黒・抹茶などの味があります。「ひとくち生ういろ」は5個入540円、10個入1,080円です。賞味期限は製造日から21日です。

大須ういろ
1949年(昭和24年)創業で、「ういろ」の名称で知られます。代表商品「ウイロバー」は5本入864円で、さくら・くろ・しろ・ないろ・まっちゃの5味セットです。「ひと口ういろ」は5個入594円です。賞味期限は約3週間(21日)です。ういろうにこし餡を加えた「ないろ(内良)」は独自の人気商品です。

株式会社ういろう(小田原)
1504年(永正元年)に外郎家分家として成立した老舗で、「お菓子のういろう」は白砂糖・抹茶・小豆・黒砂糖の各一棹が972円、栗ういろうと杏仁ういろうは各一棹1,296円です。本店での対面販売が基本で、通信販売は現金書留でのやり取りとなっています。

御堀堂(山口)
山口外郎を代表する老舗で、「御堀堂の外郎」は小形5個入750円、3本入890円、6本入1,780円です。白外郎・黒外郎・抹茶外郎の3種類を展開しており、原材料にはわらび粉と小麦粉を使用しています。真空パックの商品のほか、生外郎(賞味期限約1週間)も販売しています。

虎屋ういろ(伊勢)
1938年(昭和13年)にういろう専門店となった老舗で、小麦粉を主原料とした弾力のある食感が特徴です。黒糖ういろ600円、小倉ういろ650円、栗ういろ800円など、約35種類のバリエーションを展開しています。防腐剤不使用の生ういろうのため、日持ちは短めです。

味や食感などの特徴

ういろうの最大の魅力は、穀粉を蒸し上げることによって生まれるもっちりとした独特の食感にあります。口に入れた瞬間のなめらかさと、噛むほどに感じられるやさしい弾力は、羊羹やすあまなど他の和菓子とは明確に異なる唯一無二のものです。甘さは全体的に控えめで上品であり、素材そのものの風味をしっかりと感じることができます。

名古屋のういろうは、米粉(うるち米の粉)を主原料としているため、餅のようなしっかりとした弾力ともっちり感が際立ちます。ずっしりとした重量感があり、食べ応えがあるのが特徴です。

山口のういろうは、本わらび粉を使用しているため、名古屋のものとはまったく異なる食感です。地元では「おっとり」と表現される、ぷるんとした柔らかさとなめらかな口溶けが特徴で、まるでわらび餅のようにツルっと食べられます。水羊羹に近い繊細な口当たりです。

小田原のういろうは、米粉を使ったすっきりとした甘みの上生菓子としての品格が感じられます。黒砂糖を使ったものは深いコクと香ばしさがあり、白砂糖のものは素材の味をそのまま楽しめるシンプルな美味しさです。

伊勢のういろうは、小麦粉を使用するため、米粉のものと比べてコシがあり、独特の弾力ある食感が楽しめます。あっさりとした味わいが特徴です。

定番の味としては、白砂糖のやさしい甘み、黒砂糖の深いコクと風味、抹茶のほろ苦さと香り、小豆のあっさりとした上品な甘み、桜葉の華やかな香りが挙げられます。いずれも素材の持ち味を生かした穏やかな味わいで、日本茶との相性は抜群です。

どんな場面やどんな人におすすめ

ういろうは、その控えめで上品な甘さともっちりとした食感から、幅広い場面と人々におすすめできるお菓子です。

旅行や出張の手土産として、ういろうは古くから定番の選択肢です。とりわけ名古屋土産としての「青柳ういろう」や「大須ういろ」は全国的に高い知名度を持ち、贈って喜ばれる品物です。山口を訪れた際には御堀堂の外郎を、小田原では株式会社ういろうの菓子を手にすれば、その土地ならではの味わいを届けることができます。

日本茶や抹茶との相性が非常によいため、お茶の時間をゆったりと楽しみたい方には最適です。京都の茶席では、ういろう皮を使った上生菓子が主菓子として提供されることも多く、茶道を嗜む方にもなじみ深い存在です。

甘さが控えめで脂肪分がほとんど含まれないため、洋菓子の濃厚な甘さが苦手な方や、さっぱりとしたお菓子を好む方にも向いています。原材料がシンプルなので、小田原外郎家では「栄養菓子」として、胃腸の弱い方や病後の方、成長期のお子さん、産後の方にも安心して食べられると説明しています。

季節の行事にもういろうは活躍します。京都では6月30日の夏越の祓に「水無月」(白いういろうの上に小豆をのせて三角に切ったもの)を食べる風習があります。各地の祭事や法要の際にも、ういろうが供されることがあります。

また、個包装のひとくちタイプの商品が充実しているため、職場やグループへの差し入れにも便利です。5個入から30個入まで入数のバリエーションが豊富で、人数に合わせて選ぶことができます。

材料

ういろうの基本的な材料は非常にシンプルで、主に以下の3つで構成されています。

穀粉としては、米粉(うるち米の粉、上新粉)が最も一般的に使われます。地域やメーカーによっては、白玉粉(もち米の粉)、小麦粉、本わらび粉、加工澱粉などが使用され、これらの配合によって食感が大きく変わります。名古屋では米粉が、山口ではわらび粉と小麦粉が、伊勢では小麦粉が主原料となっています。

砂糖としては、白砂糖(上白糖またはグラニュー糖)と黒砂糖が基本です。黒砂糖を使った「黒糖ういろう」がういろう本来の姿とされています。

水は、穀粉と砂糖を練り合わせるために使われます。

これらの基本材料に加え、風味づけとして抹茶、小豆(あんこ)、桜葉、栗、柚子、コーヒー、よもぎなどさまざまな素材が加えられます。

100gあたりの栄養価は、エネルギー約183kcal、タンパク質約0.8g、脂質約0.2g、炭水化物約44.5gで、脂質が極めて少なく、穀粉と砂糖由来の炭水化物が主体のお菓子です。

レシピ

自宅で作れる基本的なういろうのレシピを紹介します。蒸し器を使う本格的な方法と、電子レンジを使う簡便な方法があります。

基本のういろう(蒸し器使用・白ういろう)

材料(流し缶1台分、約4〜6人分)として、上新粉100g、白玉粉30g、上白糖100g、水250mlを用意します。

作り方は次のとおりです。まず蒸し器を火にかけ、蒸気を上げておきます。白玉粉に水を少しずつ加え、泡立て器でダマのないようによく溶き混ぜます。別のボウルに上新粉と上白糖をふるい入れ、先ほどの白玉粉の液を加えてなめらかになるまでよく混ぜ合わせます。水で濡らした流し缶(またはクッキングシートを敷いた型)に生地を流し入れ、蒸し器に入れて強火で約40分蒸します。蒸し上がったら型に入れたまま冷まし、完全に冷めてから型から取り出し、好みの大きさに切り分けて完成です。

簡単レシピ(電子レンジ使用)

材料として、上新粉50g、小麦粉50g、砂糖60g、水260mlを用意します。

ボウルにすべての粉類と砂糖を入れ、水を少しずつ加えながら泡立て器でよく混ぜます。耐熱容器にラップを敷き、生地を流し入れます。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で約5〜6分加熱します。加熱後、しばらく蒸らしてから冷まし、切り分けて完成です。

アレンジとして、白砂糖の3割程度を黒砂糖に置き換えれば黒糖ういろうに、粉類に抹茶を小さじ1〜2杯加えれば抹茶ういろうになります。小豆のこしあんを生地の上にのせて蒸せば、あずきういろうのアレンジも可能です。

販売温度帯

ういろうは基本的に常温で販売・保存されるお菓子です。多くのメーカーが「直射日光・高温多湿を避け、常温保存」を推奨しており、「冷蔵庫には入れないでください」と注意書きしている製品も多くあります。これは、ういろうに含まれるでんぷん質が冷蔵庫の低温で硬くなり(でんぷんの老化)、本来のもっちりとした食感が損なわれるためです。

ただし、真夏の暑い時期には短時間冷蔵した「冷やしういろう」として楽しむこともあります。青柳総本家が夏季限定で販売する「冷やしういろう」は、冷やすことでみずみずしい食感を楽しめる商品として人気があります。山口の生外郎なども冷やして食べることが推奨される場合があります。

冬場は寒い場所に放置するとやはり硬くなるため、「なるべく暖かいところで保管してください」とする製品もあります。

主な流通形態

ういろうの流通形態は多様で、主に以下のような販売チャネルがあります。

老舗和菓子店での直売
小田原の株式会社ういろうや、山口の御堀堂の生外郎のように、本店や直営店での対面販売を基本とするメーカーも存在します。

主要駅の売店、空港のお土産売り場、高速道路のサービスエリア
土産物としての販売は非常に大きな比率を占めます。名古屋駅、東京駅、新山口駅などの主要駅の売店、空港のお土産売り場、高速道路のサービスエリアなどで広く取り扱われています。

スーパーマーケットやコンビニエンスストア
比較的手頃な価格のういろうが販売されています。真空パックやフィルム包装された日持ちのする製品が中心です。

百貨店の銘菓コーナー
全国各地のういろうが取り扱われています。阪急百貨店や高島屋などでは「日本の銘菓撰」として青柳ういろうや御堀堂の外郎が販売されています。

通信販売やオンラインショップ
青柳総本家や大須ういろ、御堀堂などは自社のオンラインショップを運営しています。楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonなどの大手ECサイトでも多数のういろうが購入可能です。ただし、小田原の株式会社ういろうのように、通販は現金書留のみで対応するなど、独自の販売方針を貫くメーカーもあります。

価格帯

ういろうの価格帯は比較的幅広いですが、和菓子としては手頃な部類に入ります。

一棹タイプ(約250〜300g前後)の場合、おおむね400〜1,000円程度が標準的な価格帯です。餅文総本店の「生ういろ」一棹432円、青柳ういろう一棹約432〜540円、小田原ういろうの一棹972円などが代表的な価格帯となっています。栗や季節限定のフレーバーは1,000〜1,300円程度になることもあります。

ひとくちタイプの個包装商品は、5個入で500〜600円前後、10個入で1,000〜1,100円前後が一般的です。贈答用の詰め合わせセットは、入数や組み合わせによって1,500円〜5,000円程度と幅があります。

スーパーマーケットなどで販売されるお手頃な商品は、一棹200〜400円程度から見つけることができます。

山口の御堀堂では小形5個入が750円、3本入が890円であり、土産品として求めやすい価格設定になっています。

日持ち

ういろうの日持ち(賞味期限)は、製造方法と包装技術によって大きく異なります。

フィルム充填包装された製品は最も日持ちが長く、製造日から20〜30日程度です。青柳ういろうのひとくちタイプは製造日から20日、大須ういろのひと口ういろは約3週間(21日)、餅文総本店のひとくち生ういろは製造日から21日となっています。これは、青柳総本家が1968年に開発したフィルム充填製法の恩恵によるところが大きいです。

生ういろう(真空パックなし)の場合は日持ちが短く、数日〜1週間程度です。山口の御堀堂の生外郎は賞味期限約1週間、伊勢の虎屋ういろは防腐剤不使用のためさらに短く、小田原ういろうは約10日です。徳島の阿波棒ういろは要冷蔵で3日と非常に短いです。

いずれの場合も、開封後はなるべく早めに食べ切ることが推奨されます。また、先述のとおり冷蔵保存はでんぷん質の老化による食感の劣化を招くため、基本的には常温保存が望ましいとされています。

アレンジ・バリエーション

ういろうは、シンプルな基本構成であるがゆえに、非常に多彩なアレンジやバリエーションが展開されています。

味のバリエーション
定番の白・黒・抹茶・小豆・さくらの5種に加え、柚子、よもぎ、珈琲、栗、桃、いちご、みかん、マンゴーなど、季節の素材やモダンなフレーバーを取り入れた商品が多数あります。青柳総本家では珈琲味やゆず味のういろうを展開しており、虎屋ういろは約35種類ものバリエーションを持ちます。

形状のバリエーション
伝統的な棹物(長方形の棒状)のほか、ひとくちサイズの個包装、茶巾絞りの形、三角形に切り出した京都の「水無月」などがあります。大須ういろの「ウイロバー」は棒状の食べやすい形にパッケージされたスティックタイプの商品です。

菓子の種類としてのバリエーション
大須ういろが開発した「ないろ(内良)」はういろうにこし餡を加えた独自の商品で、ういろうの柔らかな食感とあんこの風味が融合しています。「味いろ」は異なる種類のういろうを3層に重ねたもので、見た目にも華やかです。小田原外郎家ではういろう皮で餡を包んだ「菊桐ういろう」などの上生菓子も手がけています。また、京都ではういろう生地を使った和菓子の粽(ちまき)も伝統的に作られています。

季節限定商品
桜の季節のさくらういろう、夏の冷やしういろう、秋の栗ういろうや芋ういろう、冬のゆずういろうなどがあり、四季折々の味わいが楽しめます。餅文総本店では秋限定の「一口鬼まんういろ」や、新米の季節に販売される「新米ういろ」など、季節感あふれる商品を展開しています。

自宅でのアレンジ
ういろうは多くの可能性を秘めています。きな粉をまぶして食べる、黒蜜をかける、フルーツとともに盛り付けてデザートプレートにする、小さく切ってあんみつのトッピングにするなど、自由な発想で楽しむことができます。また、少し硬くなってしまったういろうは、軽くレンジで温めるともっちりとした食感が復活します。

免責事項

商品紹介等については、公式サイトおよび公開情報を基に作成しております。
記載内容は掲載時時点での参考値です。商品仕様は予告なく変更される場合があります。
購入・ご利用の際は必ず最新のパッケージ表示または公式情報をご確認ください。特に食物アレルギーをお持ちの方は原材料を十分にご確認の上お求めください。
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