用語名称(日本語、外国語)
アプリコット(英語:apricot)
アプリコ(フランス語:abricot)
意味
アプリコットとは、バラ科サクラ属に属する果実で、日本語では「あんず(杏)」と呼ばれる果物を指す。原産は中国北西部から中央アジアにかけての地域とされ、現在ではヨーロッパやアメリカ、日本などでも広く栽培されている。
果実はオレンジ色で、やや酸味を伴った甘味が特徴。水分量は比較的少なめで、加熱や加工によって風味が引き立つため、生食だけでなく製菓材料としての利用価値が高い。
また、乾燥させた「ドライアプリコット」や、ピューレ、ジャムなどの形でも流通しており、用途に応じて使い分けられる。
用語を使う場面・対象となる食品
アプリコットは、主に以下のような菓子や製菓工程で用いられる。
・タルトやパイ
アプリコットタルトやアプリコットパイでは、果実そのもの、またはコンポート(シロップ煮)にしたものをフィリングとして使用する。焼成すると酸味がやわらぎ、コクのある味わいになる。
・ジャム・ナパージュ
アプリコットジャムは、ケーキの表面に塗る「ナパージュ(つや出し)」として広く使われる。特にフルーツタルトやショートケーキの仕上げに用いることで、見た目の艶と乾燥防止の役割を果たす。
・焼き菓子(ケーキ、クッキーなど)
刻んだドライアプリコットをパウンドケーキやクッキーに練り込むと、甘味と軽い酸味のアクセントになる。ナッツ類との相性も良い。
・ムースやゼリー
ピューレ状にしたアプリコットは、ムースやゼリーのベースとして使われる。さっぱりとした後味を出したい場合に適している。
・チョコレート菓子
ドライアプリコットにチョコレートをコーティングした菓子など、フルーツとチョコレートの組み合わせとしても利用される。
