用語名称(日本語、外国語)
アメリカンパイ(American pie)
意味
アメリカンパイとは、主にアメリカ合衆国で発展したパイ菓子の総称で、厚みのあるパイ生地(パイ・クラスト)にフルーツやクリームなどのフィリングを詰めて焼き上げるのが特徴である。
一般的には、バターやショートニングを練り込んだサクサクした練りパイ生地を用い、型に敷き込んだ「ボトムクラスト」と、上にかぶせる「トップクラスト」または編み込み状の「ラティス(格子)」仕上げが代表的なスタイルである。
中に詰める具材は多様で、りんごを使ったアップルパイ、ブルーベリーパイ、チェリーパイ、パンプキンパイなどが広く知られている。甘味が主体だが、ミートパイのような塩味系のパイも含めてアメリカンパイと呼ばれる場合がある。
なお、日本で一般的に「パイ」と呼ばれるものの多くは折り込みパイ生地(フィユタージュ)を使用するのに対し、アメリカンパイは練り込み式の生地(パート・ブリゼに近い構造)を使う点が大きな違いである。
用語を使う場面・対象となる食品
アメリカンパイという用語は、主に以下のような場面で用いられる。
・洋菓子店やカフェで、アメリカ風の素朴でボリューム感のあるパイを分類・説明する際
・レシピ本や料理記事において、ヨーロッパ系パイとの違い(生地や構造)を明確にする文脈
・家庭菓子としての焼き菓子文化を紹介する際(特にアメリカのホームメイドデザート)
・季節イベントに関連する食品の説明(例:感謝祭で食べられるパンプキンパイなど)
対象となる食品としては、アップルパイ、チェリーパイ、パンプキンパイ、ピーカンパイなど、具材を詰めて焼き上げるクラスト型パイ全般が含まれる。
