用語名称(日本語、外国語)
カシューナッツ(英語:Cashew nut)
学名:Anacardium occidentale
意味
カシューナッツとは、ウルシ科の常緑樹であるカシューナッツの木に実る種子を食用に加工したナッツ類の一種である。一般的に「ナッツ」と呼ばれるが、植物学的には果実の外側に付く種子であり、いわゆる堅果とはやや異なる特徴を持つ。
果実は「カシューアップル」と呼ばれる肥大した花托(かたく)と、その先端にぶら下がる腎臓形の種子から構成される。この種子の中にある仁(じん)を取り出し、加熱処理によって殻に含まれる刺激性成分(ウルシオール類)を無毒化したうえで食用とする。
味わいはやわらかな甘みとコクがあり、脂質が比較的多く、しっとりとした食感が特徴である。加熱すると香ばしさが増し、他のナッツに比べて苦味が少ないため、菓子材料として扱いやすい。
主な生産地はインド、ベトナム、ブラジルなどの熱帯地域であり、加工工程には殻の処理や乾燥など複数の工程が含まれる。
用語を使う場面・対象となる食品
カシューナッツは製菓分野において、風味・食感のアクセントとして幅広く利用される。具体的には以下のような場面で用いられる。
・焼き菓子
クッキーやパウンドケーキ、ブラウニーに刻んで混ぜ込むことで、コクと歯ごたえを加える。特にチョコレートとの相性が良い。
・ナッツ菓子
キャラメリゼ(砂糖を加熱してコーティングする技法)や砂糖がけにして、そのまま菓子として提供される。ナッツミックスの主要素材としても使われる。
・チョコレート製品
ホールや粗刻みの状態でチョコレートに練り込まれるほか、トッピングとしても使用される。ミルクチョコレートとの組み合わせで甘みとコクが際立つ。
・アジア系スイーツ
中華菓子や東南アジアの菓子では、餡やヌガーに混ぜ込む素材として利用されることがある。
・ペースト・クリーム
粉砕してペースト状にし、フィリングやクリームのベースとして使うこともある。乳製品の代替として植物性クリームに応用される例もある。
