用語名称(日本語、外国語)

キュラソー(Curaçao)

意味

キュラソーは、オレンジの果皮を主原料にしたリキュールの総称です。カリブ海に浮かぶキュラソー島で育つララハという苦味の強いオレンジの乾燥果皮を、スピリッツに漬け込んで香りを抽出したあと、糖分を加えて仕上げます。この製法から、爽やかな柑橘の香りとほのかな苦味、適度な甘さが特徴になります。
色味によって種類が分かれ、無色透明のホワイトキュラソー、琥珀色のオレンジキュラソー、青く着色したブルーキュラソーがあります。有名な銘柄では、ホワイトキュラソーの代表がコアントロー、オレンジキュラソーの代表がグランマルニエです。アルコール度数はおおむね40度前後で、カクテルだけでなくお菓子作りにも欠かせない存在です。元々は17世紀後半にオランダで生まれたお酒で、今では世界中のパティシエが風味付けに使っています。

用語を使う場面・対象となる食品

お菓子作りでは、少量を加えるだけで柑橘の華やかな香りをプラスできるため、風味を底上げする役割を果たします。たとえばスポンジケーキのシロップに打ったり、生クリームやムースに混ぜたりするのが定番です。チョコレートと柑橘の組み合わせが特に相性が良く、チョコレートケーキやガナッシュに使うと味わいに深みが出ます。
焼き菓子ではパウンドケーキやクッキーの生地に、さっぱりした後味を加えたいときに便利です。シフォンケーキやマカロン、フルーツタルト、チーズケーキにもよく合い、クリームやソースに溶かして使うケースが多いです。ブルーキュラソーは色を活かしたカップケーキやゼリー、アイスクリームのトッピングに使われることもあります。
熱を加える焼き菓子の場合、アルコール分は飛びやすいですが香り成分は残るため、仕上がりに影響しにくい点も使いやすい理由です。プロのレシピでは製菓専用のエキス分が濃いタイプを選ぶことがあり、家庭では市販のコアントローやグランマルニエで代用できます。子供向けやアルコール分を抑えたいときは、オレンジジュースや専用のエッセンスで代用する工夫も一般的です。

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