用語名称(日本語、外国語)

アラビアゴム(Arabic gum/Gum arabic)

意味

アラビアゴムとは、アフリカ原産のアカシア属植物(主に アカシア・セネガル や アカシア・セヤル )の樹液が乾燥して固まった天然の多糖類(植物由来の高分子)である。食品添加物としては「増粘安定剤」「乳化安定剤」「被膜形成剤」などの用途で広く使われている。

水に溶けやすく、無色~淡黄色でほぼ無味・無臭という性質を持つ。そのため素材の風味を損なわずに、液体の粘度をわずかに高めたり、油と水の分離を防いだりする働きがある。また、乾燥後に薄い膜を作る性質があり、コーティングや艶出しにも適している。

食品表示では「アラビアガム」「ガムアラビック」などと表記されることもある。国際的には食品添加物番号 E414 として知られている。

用語を使う場面・対象となる食品

アラビアゴムは菓子分野で非常に使用頻度が高く、以下のような場面で活用される。

・糖衣菓子(ドラジェやアラザンなど)
砂糖でコーティングする工程で、表面を均一に仕上げるための結着剤として用いられる。光沢を出す下地としても重要な役割を持つ。

・グミやゼリー菓子
食感を安定させたり、乾燥防止のための保護膜として使われる。主なゲル化剤(ゼラチンやペクチン)を補助する働き。

・キャンディ・ハードキャンディ
表面のべたつきを抑え、艶を与える目的で使用される。風味への影響が少ないため、フレーバーを活かせる。

・チョコレートのコーティングや装飾
ナッツやドライフルーツにチョコレートを均一に付着させるための下処理として利用されることがある。

・アイシングやデコレーション
クッキーやケーキのアイシングに加えることで、乾燥後にひび割れにくく、滑らかな仕上がりになる。

・飲料・シロップ系菓子素材
香料や油脂成分を均一に分散させるための乳化安定剤として使用される。

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