用語名称(日本語、外国語)
シロップ
Syrup(英語)、Sirop(フランス語)
意味
シロップとは、砂糖を水に溶かして作った甘い液体のことです。
製菓では主にグラニュー糖と水を1:2程度の割合で混ぜ、火にかけて砂糖を完全に溶かしたものを指します。濃度によって用途が変わり、薄めのものはスポンジ生地に染み込ませやすく、煮詰めた濃いものはツヤ出しや煮物に使います。
基本的な製法はシンプルで、水と砂糖を鍋に入れて中火で煮立て、砂糖の粒がなくなったら火を止めます。冷ましてからラム酒や洋酒を加えると風味が増します。市販のものもありますが、手作りすると濃度を調整しやすいのが利点です。
ボーメ度(糖液の比重を示す単位)で表す場合、洋菓子では30度前後のものが基本的に多く使われています。
用語を使う場面・対象となる食品
お菓子作りでは特にスポンジケーキやジェノワーズなどの焼き菓子に欠かせません。焼き上がった生地をカットした後、刷毛(はけ)でシロップを塗る(または「打つ」「うつ」と表現)工程で登場します。この作業により、生地の乾燥を防いでしっとりとした食感を保ち、クリームとのなじみを良くします。洋酒を加えたシロップを使うと、香りも豊かになります。
対象となる食品は幅広く、ショートケーキ、ロールケーキ、ムースケーキなどのデコレーション菓子全般です。また、果物のコンポート(シロップ煮)を作るときにも欠かせず、フルーツを柔らかく煮て保存性を高めます。焼き菓子の表面に塗ってツヤを出す場合や、キャンディーなどの糖菓子のベースとしても役立ちます。家庭のお菓子作りからプロのパティシエの現場まで、基本的な用語の一つです。
このようにシロップは、お菓子の水分量や風味をコントロールする重要な要素です。
濃度を間違えると生地がべちゃついたり、逆にパサついたりするので、最初はレシピ通りの分量を守って慣れるのがおすすめです。

