用語名称(日本語、外国語)
ストレート法、直捏ね生地法(じかごねきじほう)
英語:Straight Dough Method / Straight Method / Direct Method / )
意味
ストレート法とは、パンや菓子パン生地を作る際に、すべての材料(小麦粉、水、イースト、砂糖、塩、油脂など)を最初から一度に合わせてこねる製法です。
別名で直捏法やディレクト法とも呼ばれ、中種法のように生地の一部を先に発酵させる工程を省き、シンプルに進めるのが特徴です。
家庭のホームベーカリーで使われる基本的な作り方と同じ流れで、仕込みから発酵、成形、焼成までを1日で完了できます。発酵時間が比較的短いため、小麦粉本来の風味が残りやすく、素材の味わいを活かした仕上がりになります。
一方で、こねる時間がやや長めになりやすく、大量生産には向かない点もあります。
用語を使う場面・対象となる食品
この製法は、主にパンや焼き菓子の生地作りで登場します。特に、日常的に作る食パン、菓子パン(あんパン、メロンパン、クリームパンなど)、フランスパン、クロワッサンなどのデニッシュ系生地、セミハードタイプのパンに適しています。
お菓子作りでは、甘めの配合(砂糖20%前後程度)の菓子パン生地でよく用いられます。イーストの発酵力が砂糖で抑えられやすいため、イースト量を少し多めに調整するケースが多いです。家庭でお菓子パンを作るときや、ベーカリーで少量多品種の商品を焼く際に便利で、工程がシンプルなので初心者にも取り組みやすい方法です。
一方、ふんわり柔らかい大量生産向けの食パンなどは中種法が主流になるため、ストレート法は「風味重視の artisan 系」や「短時間で仕上げる」場面で選ばれます。天然酵母を使ったパン作りでも、酵母液を直接加えて進めるストレート法が人気です。
この製法を知っておくと、レシピ選びや自家製お菓子のアレンジが広がります。たとえば、シンプルな配合で小麦の香りを楽しみたいときや、忙しい日に手早く菓子パンを作りたいときに役立ちます。

