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用語名称(日本語、外国語)
生乳(せいにゅう)
英語:Raw milk(英語では主に「raw milk」と表記されるが、日本語の食品表示では「fresh milk」や「100% raw milk」として原料表示されることが多い)
意味
生乳とは、乳牛から搾り取ったままの状態の牛の乳を指します。
加熱殺菌や成分調整、発酵、濃縮などの加工を一切施していない、文字通り「生」の乳です。
日本の「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令」(乳等命令)で明確に定義されており、「搾取したままの牛の乳」とされています。
スーパーなどで売られている牛乳パックの原材料欄に「生乳100%」と書かれている場合、これは「この製品の原料がすべて生乳である」ことを意味します。
実際の商品は加熱殺菌などの処理を終えた安全な牛乳です。
生乳は細菌のリスクがあるため、食品衛生法によりそのまま販売や飲用は禁止されています。
工場で検査・殺菌を経て、牛乳、クリーム、ヨーグルト、チーズ、バターなどさまざまな乳製品の原料となります。
用語を使う場面・対象となる食品
お菓子作りでは、主に材料の品質を強調する場面で登場します。
特に「生乳100%使用」と表示された牛乳や生クリームを選ぶことで、添加物が少なく自然な乳の風味やコクを活かした仕上がりを狙えます。
- 焼き菓子:クッキーやマドレーヌ、パウンドケーキなどで牛乳や生クリームとして使用。生乳由来の乳脂肪とタンパク質が、生地にまろやかな甘みと柔らかな食感を与えます。
- クリーム類:生クリーム(乳脂肪分18%以上、添加物なしの純生クリーム)は、生乳から乳脂肪を分離して作ります。ケーキのデコレーション、ムース、シュークリームのフィリングなどに欠かせません。乳脂肪の自然なコクと滑らかな口どけが特徴です。
- その他のデザート:カスタードクリーム、プリン、アイスクリーム、チーズケーキなどで生乳を基にした乳製品が使われます。生乳由来のものは、粉ミルクや植物性脂肪を使った代替品に比べて風味が豊かになりやすい点がポイントです。
お菓子作りでは「生乳100%」表示を目安に原料を選ぶと、乳の自然な味わいが引き立ち、家庭でもプロに近い仕上がりになります。ただし、保存性や扱いやすさを考えると、用途に合わせて殺菌済みの牛乳や生クリームを適切に使い分けるのが一般的です。

