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用語名称(日本語、外国語)
蒸篭(せいろ、せいろう)
英語では「bamboo steamer」「steaming basket」「seiro steamer」と表されることが多いです。中国由来の蒸し器を指す用語として、日本では伝統的に「せいろ」と読み親しまれています。
意味
蒸篭とは、竹や木(杉、ひのきなど)で作られた円形の蒸し器です。
底にすのこ状の網目が張られ、鍋の上に重ねて置くことで、下から上がる蒸気だけで食材を加熱します。
蓋をのせて蒸気を閉じ込め、均一に熱を伝える仕組みが特徴です。
竹製のものは軽くて通気性が良く、蒸気が食材に直接触れやすいため、ふんわりとした仕上がりになります。
一方、ひのきなどの木製は耐久性が高く、香りが移る場合もあります。
素材によって香りや使い心地が変わる点も魅力の一つです。
現代では家庭用に18cm〜30cm程度のサイズが主流で、2段や3段に重ねて複数の料理を同時に蒸せるよう工夫されています。
用語を使う場面・対象となる食品
お菓子作りでは、蒸気でじっくり火を通す必要がある和菓子を中心に活躍します。具体例を挙げると、以下のような場面です。
- 饅頭(まんじゅう)や蒸しパン:生地を型に入れて蒸篭で蒸すと、表面が乾燥しにくく、しっとりふわふわに仕上がります。電子レンジやオーブンでは再現しにくい食感が出せます。
- 羊羹(ようかん)の蒸し工程や茶碗蒸し:滑らかな舌触りを保つために使われます。
- おこわや中華まん:もち米を蒸す際にも欠かせません。蒸篭の通気性で余分な水分を逃がし、べたつきにくい仕上がりになります。
- その他の蒸し菓子:にんじん蒸しケーキ、プリン、ホットケーキミックスを使った簡単蒸しパンなど。家庭で手軽に取り入れられるようになりました。
中華料理の点心(しゅうまい、餃子)にもよく使われますが、お菓子作りでは特に「蒸し」で生地の膨らみや柔らかさをコントロールする場面で登場します。
使用時は鍋に湯を沸かし、蒸篭の身を湿らせてからシートや布巾を敷いて食材を並べ、強火で蒸気を立てて調理するのが基本です。
蒸篭は直火やガス火に対応し、食材の旨味を逃がさず調理できるため、健康志向の蒸し菓子作りにも適しています。
使い終わったら洗って乾燥させるお手入れで長く使える道具です。

