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用語名称(日本語、外国語)
酥、蘇(そ)
外国語:sū
意味
「酥」は中国語で、主にサクサクとした歯ざわりや層状に剥がれる軽い食感を表す言葉です。
お菓子では小麦粉を油(ラードやバターなど)で練った生地を重ねて焼き上げ、口の中でほろりと崩れるような脆さを指します。
この食感を生む生地を「酥皮(スゥピー / sū pí)」と呼び、薄い層が何枚も重なったパイのような構造になります。
西洋のパフペイストリー(千層酥皮)と似ていますが、中国伝統菓子ではラードを使うことが多く、独特の香ばしさと軽やかさが出るのが特徴です。
また「酥」は単独でクッキー風の焼き菓子や、全体が脆いお菓子類を指す場合もあります。
用語を使う場面・対象となる食品
中華菓子、特に台湾・香港・中国本土の伝統的な焼き菓子でよく使われます。
生地やお菓子全体の食感・種類を表すときに登場します。
代表的な例は次の通りです。
- 鳳梨酥(フォンリースー / fèng lí sū):台湾の定番パイナップルケーキ。サクサクの酥皮の中にパイナップルジャムを包んだもの。
- 蛋黄酥(ダンホワンスー / dàn huáng sū):塩漬け卵黄を入れた台湾の月餅風菓子。酥皮の層が美しい。
- 酥餅(スゥビン / sū bǐng):酥皮を使ったさまざまな餡入り焼き菓子(緑豆酥、杏仁酥など)。
- 太陽餅(タイヤンビン):台中の銘菓。薄い酥皮に麦芽糖の餡が入る。
- 酥皮蛋挞(スゥピーダンタァ):香港風エッグタルト。サクサクの酥皮が特徴。
これらはお土産やお茶請け、中秋節などの行事で親しまれています。
料理では揚げ物のサクサク感を表すこともありますが、お菓子の文脈では主に焼き菓子の脆い層状生地を意味します。
この用語を知っていると、台湾や香港のお菓子屋さんで商品名を見たときに「サクサクの皮のお菓子だな」とすぐに想像がつきます。実際に食べてみると、層が薄く重なった食感がクセになるはずです。

