目次
用語名称(日本語、外国語)
ダーメンシェンケル
英語:Damenschenkel
意味
ドイツ語で「女性の太もも」や「婦人の脚」を意味する言葉です。
南ドイツのレムスタル(Remstal)地方を中心に使われるパン菓子(または焼き菓子)の名前で、生地の形状がふっくらとした太ももを連想させることから付けられました。
現地では「Kipfle(キプフレ)」とも呼ばれ、 laminated dough(折り込み生地)を使って作る細長い形の焼き物です。
サクサクとした層状の食感が特徴で、塩味が効いた味わいです。
甘いお菓子ではなく、食事やおやつに合う塩系のパン菓子に分類されます。
用語を使う場面・対象となる食品
主にドイツ南西部、バーデン=ヴュルテンベルク州のレムスタル地方のベーカリーで日常的に見られる商品です。地元の伝統的な朝食や軽食として人気があり、クミン(Kümmel)と塩を表面に振りかけて焼くのが定番です。
形状は短めの棒状ややや湾曲したもので、長さ10〜15cm程度、太さが親指くらいのものが一般的。折り込み生地を使うため、外側は層がはっきりして香ばしく、中は適度に柔らかく仕上がります。
クリスマスや祭りの時期だけでなく、日常のベーカリー商品として年中販売されています。似た名称の揚げ菓子(Schenkeliなど)がスイスやアルザス地方にありますが、ダーメンシェンケルは主にオーブン焼きで塩味寄りです。
この用語は、ヨーロッパのお菓子やパンに多い「人体部位を連想させるユニークな命名」の好例です。
見た目から自然に生まれた呼び名で、観光客や地元の人に親しまれています。
レムスタルのベーカリーを訪れた際、看板や商品名で目にする機会が多いでしょう。

