用語名称(日本語、外国語)
甘酒(あまざけ)
Sweet Sake(英語)/Amazake(ローマ字表記)
意味
甘酒とは、日本の伝統的な発酵飲料で、主に米を原料として作られる甘味のある液体食品である。大きく分けて2種類あり、米麹(こうじ)を使って発酵させた「米麹甘酒」と、酒粕(さけかす)を水や砂糖で溶いて作る「酒粕甘酒」が存在する。
米麹甘酒は、麹菌が生み出す酵素の働きにより、米のデンプンがブドウ糖へと分解されることで自然な甘みが生まれる。このタイプは基本的にアルコールを含まない。一方、酒粕甘酒は日本酒製造の副産物である酒粕を用いるため、微量のアルコールを含む場合がある。
栄養面では、ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB群などを含み、飲料としてだけでなく「飲む点滴」と呼ばれることもあるが、これは栄養価の高さを表現した通称であり、医療的効能を示すものではない。
用語を使う場面・対象となる食品
甘酒はそのまま飲料として親しまれるほか、菓子分野でも幅広く利用される。具体的には以下のような場面で用いられる。
・和菓子
甘酒を生地や餡に練り込むことで、やさしい甘みと発酵由来の風味を加える。甘酒饅頭や蒸し菓子などに使用される例が多い。
・焼き菓子
パウンドケーキやマフィンに加えることで、砂糖の一部代替として自然な甘さとしっとり感を付与する。特に米麹甘酒が好まれる。
・冷菓・デザート
プリンやアイスクリーム、ムースなどに使用され、コクと発酵の香りを活かした風味づけに役立つ。
・ソース・シロップ
甘酒を煮詰めてソース状にし、パンケーキや白玉、かき氷などにかける用途もある。
このように甘酒は、甘味料・風味付け・水分補給の役割を兼ねる素材として、和洋問わず菓子作りに応用されている。
