用語名称(日本語、外国語)

アンゼリカ(Angelica/Candied Angelica)

意味

アンゼリカとは、セリ科の植物であるアンゼリカ(学名:Angelica archangelica など)の茎を砂糖で煮て糖蜜漬け(砂糖漬け)にした製菓材料を指す言葉です。

製菓分野では、生の植物そのものよりも「砂糖漬けに加工された緑色の細長い素材」を意味することが一般的です。独特のややハーブのような香りと、しっとりした食感、透明感のある緑色が特徴で、装飾性と風味付けの両方の役割を持ちます。

ヨーロッパでは古くから保存食や薬用植物として利用されており、その流れで菓子材料としても定着しました。現在ではフランス菓子やイギリス菓子を中心に用いられ、日本でも主に洋菓子材料として流通しています。

用語を使う場面・対象となる食品

アンゼリカは、主に以下のような菓子に使用されます。

・フルーツケーキ
砂糖漬けフルーツの一種として、生地に混ぜ込んだり、表面の飾りに使用される。緑色が彩りのアクセントになる。

・パウンドケーキ
ドライフルーツやナッツとともに刻んで加えられることが多く、風味に軽い個性を与える。

・ブリオッシュや菓子パン
フランスの伝統的な菓子パンでは、砂糖漬け果実と並んでトッピングや練り込みに使われる。

・チョコレート菓子・砂糖菓子
刻んで混ぜたり、コーティングして装飾素材として用いられることもある。

・デコレーション用途
細長くカットされた形状を活かし、ケーキの上に並べたり、模様を作る素材として利用される。

なお、見た目が似ている緑色のドレンチェリー(着色されたさくらんぼの砂糖漬け)と混同されることがありますが、原料も風味も異なります。アンゼリカは植物の茎由来であり、より繊維質でハーブ系の香りを持つ点が違いです。

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