用語名称(日本語、外国語)

アントルメ

Entremets(フランス語)

意味

アントルメとは、フランス語で「食事と食事の間に出されるもの」を意味する言葉で、現在の製菓用語では主に「ホールサイズで提供される仕上げ済みのデザート菓子」を指します。

もともとは中世ヨーロッパにおいて、宴席のコース料理の合間に供される演出性の高い料理や見世物的な一品を意味していました。しかし時代とともに意味が変化し、現代フランス料理およびパティスリーの分野では「コースの最後に提供される華やかなデザート」へと定着しています。

特に菓子分野では、ムース、クリーム、スポンジ(ビスキュイ)などを層状に組み立て、グラサージュ(艶のあるコーティング)やナパージュで美しく仕上げたケーキを指すことが一般的です。個包装のケーキ(プティガトー)に対して、複数人で切り分ける大型ケーキである点が特徴です。

用語を使う場面・対象となる食品

アントルメという言葉は、主に以下のような場面で使われます。

・パティスリー(洋菓子店)
ショーケース内でホールケーキを指す際に使用されます。たとえば「アントルメの予約」「季節のアントルメ」といった形で表現されます。

・レストランやホテルのデザート
コース料理の締めくくりとして提供される、完成度の高い皿盛りデザートやケーキを指す場合があります。

・製菓の専門教育・現場
技術分類として「アントルメ部門」「アントルメの構成(ビスキュイ・ムース・ジュレなど)」のように、複合構造のケーキを指す専門用語として使われます。

・代表的な食品例
ムースケーキ、オペラ、フレジエ、シャルロット、バヴァロワをベースにしたホールケーキなどが該当します。いずれも層構造や仕上げの美しさが重視される点が共通しています。

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