お菓子の名前(日本語)

唐饅頭(とうまんじゅう)

略称:とうまん、唐まん

お菓子の名前(外国語)

Tō-manjū(英語表記)

Tōman(略称の英語表記)

お菓子の分類

和菓子(焼き菓子)

干菓子・半生菓子 ※タイプにより異なる

どんなお菓子

「唐饅頭(とうまんじゅう)」は、日本各地に伝わるオーブンや銅板などを用いた焼き菓子の総称である。「饅頭」と名がつくものの、一般的にイメージされる蒸し饅頭とはまったく異なり、焼き上げることで生まれる独特の食感が最大の特徴となっている。同じ「唐饅頭」という名前を冠しながら、地域によって見た目も味わいも製法もまるで異なる複数のタイプが存在するという、日本の菓子文化の多様性を象徴するような存在でもある。

大きく分けると、唐饅頭には三つのタイプがある。第一は「カステラ生地タイプ」で、卵・小麦粉・砂糖・蜂蜜・水飴で作ったカステラ風の生地で餡を包んで焼き上げるもの。全国の百貨店や商店街で実演販売されることが多く、「都まんじゅう」「ロンドン焼」「とうまん」など、地域によってさまざまな名称で親しまれている。第二は「小麦粉・水飴・黒糖タイプ」で、愛媛県南予地方や香川県観音寺市に伝わる郷土菓子である。小麦粉と水飴を練った生地で黒砂糖や柚子の餡を包み、薄く平べったい形に成形してオーブンで焼き上げる。「日本一固い饅頭」とも称されるほどの硬さが特徴的で、長崎県や佐賀県の「一口香(いっこっこう)」とほぼ同じ系譜に連なるお菓子である。第三は「広島県世羅町タイプ」で、小麦粉・水・砂糖で練った生地で白餡を包んでオーブンで焼き上げるもの。空海が中国から伝えた菓子を改良したのが始まりとされており、焼きたては皮が固いが日が経つにつれ柔らかくなるという独特の変化を楽しめる。

本記事では、これら三つのタイプすべてを横断的に紹介しながら、特に郷土色が強く歴史的背景も豊かな愛媛県南予地方の唐饅頭を中心に詳述していく。

お菓子の名前の由来

「唐饅頭」の名前の由来には諸説があり、いまだ定説は確立されていない。

最も広く知られているのは、「唐(から・とう)」が外来の意味を持つことから、海外から伝来した饅頭であるということを示しているという説である。愛媛県宇和島市や香川県観音寺市の伝承では、江戸時代初期に長崎の出島でオランダ人から製法を伝えられたとされており、異国から来た饅頭、すなわち「唐饅頭」と名づけられたと考えられている。宇和島伊達藩の文献にも「唐饅頭」の記載が残っており、古くからこの名称が使われていたことが確認できる。

広島県世羅町の唐饅頭については、弘法大師(空海)が唐(中国)から持ち帰った菓子に由来するという伝承がある。この場合の「唐」は文字通り中国の唐朝を指しており、唐の国の饅頭であるから「唐饅頭」と呼ばれるようになったとされる。

一方、カステラ生地タイプの唐饅頭は、長崎の「一口香」が「唐饅頭」と呼ばれていたことに端を発するとされ、長崎市では1844年(弘化元年)に「唐饅頭」の製造が始まり、後に「一口香」と名付けられたという記録がある。ここでも「唐」は外来の意味合いで使われている。

このように、「唐饅頭」という名称は、外国文化との接触を通じて日本に定着した焼き菓子を広く指す言葉として、各地でそれぞれの文脈で用いられてきたのである。

お菓子の歴史

唐饅頭の歴史は、日本の菓子文化における海外交流の歴史そのものと言っても過言ではない。

愛媛県南予地方および香川県観音寺市豊浜の唐饅頭は、江戸時代初期にその起源を持つ。香川県豊浜では、慶長年間(1596〜1615年)に地元の菓子職人が長崎に出向いてオランダ人から製法を持ち帰ったと伝えられている。同じ頃、長崎や佐賀地方から宇和島へも製法が伝来し、愛媛県下一円に広がって在来菓子として定着した。

宇和島の唐饅頭が代表的な銘菓として確立したのは、明治初年のことである。それまで駄菓子の類であったものに、白餡、黒砂糖、柚子のジャム餡などを用いる改良が加えられ、保存のきく上質な菓子へと進化した。昭和12年(1937年)頃が販売の最盛期で、当時の宇和島では多くの菓子店が唐饅頭を製造しており、宇和島の土産物といえば「かまぼこと唐饅頭」と決まっていたという。日中戦争が始まると、日持ちのする唐饅頭は出征兵士の慰問用として陸軍省にも納入された。昭和25年(1950年)には昭和天皇が宇和島を訪問された際、御茶菓子として唐饅頭が供され、昭和41年(1966年)にも松山訪問時に御用達の品として持参されたという逸話も残っている。

広島県世羅町の唐饅頭は、約300年前に弘法大師ゆかりの菓子として改良が加えられ市販が始まったとされる。世羅町の老舗「山田玉泉堂」は、その伝統を今日まで守り続ける唯一の専門店である。

カステラ生地タイプの唐饅頭については、戦後の高度経済成長期にオートメーション化された製造機械が普及し、全国の百貨店や商店街で実演販売が広まった。「都まんじゅう」「ロンドン焼」など地域ごとに異なる名称で呼ばれるようになり、庶民のおやつとして定着していった。

発祥の地

唐饅頭はタイプごとに発祥の地が異なる。

小麦粉・水飴・黒糖タイプの発祥は、長崎県の出島とされている。オランダ人から製法が伝えられ、そこから長崎街道(シュガーロード)を通じて佐賀へ伝播し「逸口香(いっこっこう)」となり、また海路で四国へ渡り、愛媛県宇和島市や香川県観音寺市(旧豊浜町)の「唐饅頭」として定着した。現在の主な産地は愛媛県南予地方(宇和島市、八幡浜市、大洲市)と香川県観音寺市である。

広島県世羅郡世羅町タイプは、世羅町甲山が発祥で、弘法大師(空海)が中国から伝えた菓子に由来するとされる。

カステラ生地タイプについては、福岡発祥説があり、そこから全国各地へ広まったとされる。東京(上野アメ横の「都まんじゅう」)、京都(新京極の「ロンドン焼」)、北海道札幌(「とうまん」)、高知・神奈川(「都まんじゅう」)など、日本各地で製造販売されている。

有名な商品(メーカー名と商品名と販売価格)

唐饅頭にはタイプ別に多くの有名店・商品がある。以下に代表的なものを挙げる。

【小麦粉・水飴・黒糖タイプ(愛媛・香川)】

末廣製菓(愛媛県大洲市)の「唐饅頭(柚子餡)」および「鬼とうまん」は、閉店した老舗「峰田菓子舗」の製法を受け継いだ若いご夫婦が手がける逸品である。1枚1枚を銅板で手焼きし、愛媛県産天然柚子ジャムを使った柚子餡が特徴。「大洲ええモンセレクション」にも認定されている。唐饅頭(柚子餡)8個入りが756円(税込)、鬼とうまん(柚子餡/黒糖餡)2個入りが334円(税込)。通販でも購入可能。

植村製菓(愛媛県宇和島市)の「黒糖唐饅頭」は、宇和島の伝統的な味を守る老舗。8個入りが540円(税込)程度、6個入りが600円(税込)。消費期限は120日と日持ちに優れる。

大西甘味堂(香川県観音寺市豊浜町)の「唐饅頭」は、香川県側の伝統を受け継ぐ名店。もち米とニッキ(シナモン)の風味が加わった独自の味わいが特徴的である。

【広島県世羅町タイプ】

山田玉泉堂(広島県世羅郡世羅町)の「唐饅頭」は、現在この地域で唯一唐饅頭を製造する老舗。約300年の歴史を持ち、あっさりとした白餡が上方の茶人にも愛されてきた。12個入りが750円程度。毎日約220個を手作りしている。

【カステラ生地タイプ】

ロンドンヤ(京都市中京区)の「ロンドン焼」は、京都・新京極で70年以上愛されるカステラ饅頭の名店。白こし餡をふんわりしたカステラ生地で包んだ一口サイズのお菓子で、1個70円(税込)。5個入り中箱が750円。ロングライフタイプ(個包装・日持ち2週間)も販売。

都まんじゅう本舗 かるた家(東京都台東区上野)の「都まんじゅう」は、上野アメ横の名物。10個入り600円(税込)で、カステラ風生地に白餡が入ったシンプルな焼き菓子である。

味や食感などの特徴

唐饅頭の味や食感は、タイプによって大きく異なる。

愛媛県南予地方の唐饅頭は、「日本一固い饅頭」の異名をとるほどの硬い食感が最大の特徴である。小麦粉と水飴を練り上げた「飴生地」で作られた皮は、煎餅のようにパリッとした歯ざわりで、サクッと噛み砕くと口の中でホロホロとほどけていく。中に包まれた餡は、柚子餡と黒糖餡の二種類が定番で、柚子餡は愛媛県産の柚子の爽やかな香りとほのかな酸味が広がり、黒糖餡は沖縄産黒砂糖のコクのある甘さが楽しめる。無香料・無着色のため、素材そのものの味わいが際立つ素朴な風味が魅力である。底面にはゴマがふられており、香ばしさのアクセントとなっている。ただし、店によって生地の硬さや餡の味わいは微妙に異なり、地元の唐饅頭好きはそれぞれ贔屓の店を持っているという。末廣製菓のものはサクッとした後にボウロのようにほろほろとほどける食感が特徴的で、植村製菓のものはよりしっかりとした硬さがある。

広島県世羅町の唐饅頭は、焼きたては皮が固いが、日が経つにつれ柔らかくなっていくという独特の変化を見せる。中の白餡はあっさりとした上品な甘さで、「上方茶人に特に喜ばれた」という評判もうなずける。たまごパンとひよこ饅頭を足して二で割ったようなイメージという表現もあり、素朴ながら品のある味わいである。

カステラ生地タイプは、今川焼きやたい焼きに似るが、オーブンで焼き上げるためネットリとした食感がなく、カステラのようなふんわり感が楽しめる。白餡が多く用いられ、甘さ控えめでいくつでも食べられる軽やかさが持ち味である。

どんな場面やどんな人におすすめ

唐饅頭は、その多様なタイプごとにさまざまなシーンで活躍するお菓子である。

愛媛県南予地方の唐饅頭は、日持ちが長く(120日程度のものもある)、薄くて潰れにくいため、旅行のお土産や遠方への贈り物に大変適している。個包装されているものも多く、職場への手土産にも重宝する。歯ごたえのある硬い食感は、煎餅好きの方や珍しいお菓子を試してみたい方に特におすすめできる。日本茶との相性は抜群で、お茶の時間に少しずつ味わうのが最も贅沢な楽しみ方である。トースターで1分ほど温めると焼きたての風味がよみがえるので、自宅でのちょっとした贅沢にもなる。また、保存性の高さから非常食やアウトドアのおやつとしても活用できる。

世羅町の唐饅頭は、茶道のお茶請けとして古くから重宝されてきた経緯があり、お茶会や来客時の菓子として品格のある選択肢となる。あっさりとした甘さは、甘いものが苦手な方にも受け入れられやすい。

カステラ生地タイプの唐饅頭(都まんじゅう・ロンドン焼など)は、観光地での食べ歩きや気軽なおやつにぴったりである。1個数十円からというお手頃な価格で、子どもから年配の方まで幅広く楽しめる。実演販売で焼きたてが買えるのも楽しみのひとつで、デパートや商店街を訪れた際のちょっとした寄り道に最適である。

材料

唐饅頭の材料は、タイプにより異なるが、いずれも比較的シンプルな構成である。

愛媛・香川タイプの基本材料
皮(がわ)の材料は、薄力粉(小麦粉)、麦芽水飴、少量の炭酸ソーダ(重曹)。餡の材料は、黒砂糖(沖縄産が良質とされる)、白砂糖、柚子(愛媛県産の天然柚子を使用)、白ゴマ。底面に振る黒ゴマも欠かせない。宇和島の伝統的な柚子餡は、柚子の皮と身をゆでてミンチ状にし、白ザラ糖(氷砂糖を細かくしたもの)と合わせて煉り上げ、さらに1年間寝かせることで酸味や苦みを抜き、まろやかな味わいに仕上げるという手の込んだ製法が取られてきた。

広島県世羅町タイプの基本材料
小麦粉、水、砂糖、白餡(白いんげん豆の餡)。非常にシンプルな構成が特徴。

カステラ生地タイプの基本材料
卵、小麦粉、砂糖、蜂蜜、水飴、白餡(白いんげん豆)。小豆餡やカスタードクリームを使う店もある。

レシピ

ここでは、ご家庭でも作りやすいカステラ生地タイプの唐饅頭のレシピを紹介する。愛媛タイプの本格的な唐饅頭は職人技が求められるが、カステラ生地タイプはホットプレートやフライパンで手軽に楽しめる。

【材料(約10個分)】

生地:卵 2個、砂糖 95g、小麦粉(薄力粉) 100g、みりん 小さじ1、水 約65g(調整用)

餡:白餡(市販のこし餡でも可) 約200g(1個あたり約20g)

型:牛乳パックを2cm幅の輪切りにしたもの、またはアルミホイルを帯状にして輪にしたもの

【作り方】

  1. ボウルに卵を入れてときほぐし、砂糖を加えてよく混ぜる。次にみりんを加え、泡だて器でしっかりと泡立てる。マヨネーズのように白っぽくもったりするまでよく混ぜることがポイントで、膨張剤を使わないため、この工程でしっかり空気を含ませることがふんわり仕上げるための鍵となる。生地をすくって流れ落ちた跡が一瞬積み重なって消えるくらいの状態が目安である。
  2. 水を分量の半分ほど加えて生地を緩めたら、小麦粉をふるい入れて混ぜ、残りの水を少しずつ加えて先ほどの固さに調整する。ホットプレート(180度程度)またはフライパンに薄く油をひき、型を置いて生地を型の高さの半分くらいまで流す。餡を平らにして生地の上に載せ、さらにその上から生地をかける。表面にぷつぷつと気泡が出て少し乾いてきたら、型ごとひっくり返して両面にきれいな焼き色をつけて完成である。粗熱が取れたら型を外す。

餡を入れずにそのまま焼けば、和風パンケーキとしても楽しめる。ジャムやチーズを入れるアレンジも美味しい。

販売温度帯

唐饅頭は基本的に常温で販売される。焼き菓子であるため冷蔵を必要としないものがほとんどで、店頭では室温のまま陳列されている。カステラ生地タイプは実演販売で焼きたてのものを温かい状態で販売することも多い。愛媛県南予地方の唐饅頭は完全に冷めた状態で袋詰めされて常温で販売されるが、トースターで軽く温めると焼きたての風味が楽しめるとされている。

主な流通形態

愛媛県南予地方の唐饅頭は、地元の菓子店での店頭販売が中心であり、宇和島市・八幡浜市・大洲市の各店舗で購入できる。JR宇和島駅構内のキヨスク(売店)でも取り扱いがある。近年はインターネット通販でも購入可能になり、末廣製菓の商品は八幡浜の道の駅「アゴラマルシェ」のオンラインショップ、植村製菓の商品は「いや志や」などの通販サイトで購入できる。古民家伊東邸とうまん屋(大洲市)のようなカフェでの提供もある。

広島県世羅町の唐饅頭は、山田玉泉堂での店頭販売のほか、道の駅世羅、甲山いきいき村などの産直施設でも購入可能である。

カステラ生地タイプは、百貨店や商店街の店頭での実演販売が主な流通形態となっている。工程を見せながら焼きたてを提供するスタイルが一般的で、持ち帰り用の箱売りが中心。ロンドンヤのようにロングライフタイプ(個包装で日持ちするもの)を通販で販売する店もある。

価格帯

唐饅頭の価格は、タイプや店舗によってやや幅がある。

愛媛県南予地方の唐饅頭は、6〜8個入りで500〜800円程度。1個あたりに換算すると約70〜100円と非常に手頃である。通販の場合はこれに送料が加わる。

広島県世羅町の唐饅頭は、12個入りで750円程度。1個あたり約60円と、こちらもお求めやすい価格である。

カステラ生地タイプは最もリーズナブルで、1個あたり38〜70円程度。10個入りで380〜600円というお手頃価格で、気軽に購入できるのが魅力。ロンドンヤのロングライフタイプは5個入り750円、21個入り2,210円となっている。

日持ち

唐饅頭の日持ちは、タイプや店舗によって大きく異なる。

愛媛県南予地方の唐饅頭は、飴生地を高温で焼き締めた干菓子に近い性質を持つため、日持ちは非常に長い。植村製菓の黒糖唐饅頭は消費期限120日(約4か月)と長期保存が可能である。ただし、最もおいしく食べられるのは製造から2週間以内とされており、煎餅と同じく湿気ると風味が落ちるため、乾燥した場所での保管が推奨される。

広島県世羅町の唐饅頭も焼き菓子として比較的日持ちする。ただし、日が経つにつれ皮が柔らかくなるという特徴があるため、食感の好みに応じて食べるタイミングを選ぶ楽しみもある。

カステラ生地タイプは水分量が多いため日持ちは短めで、常温で3〜4日程度(夏期3日、冬期4日が目安)。ロンドンヤのロングライフタイプのような個包装で脱酸素剤を封入したものであれば約2週間保存可能である。

アレンジ・バリエーション

唐饅頭は、そのシンプルな構成ゆえに多彩なアレンジやバリエーションが生まれている。

形状のバリエーション
愛媛県南予地方の唐饅頭には、伝統的な黒糖餡と柚子餡のほかに、形状のバリエーションも存在する。宇和島の「えんま祭」などの縁日では、ひょうたん型の唐饅頭や50cmを超える特大サイズの唐饅頭が売られていたという記録がある。丸形には黒餡、小判形には柚子餡が入っているのが伝統的な約束事であった。末廣製菓では「鬼とうまん」というネーミングで、通常の唐饅頭よりも大きめに仕上げたバージョンを展開している。食べ方のアレンジとしては、トースターで1分ほど加熱して焼きたての風味を再現する方法が定番。また、軽く炙って食べる昔ながらの楽しみ方も根強い人気がある。

カステラ生地タイプ
白餡が基本だが、小豆餡、カスタードクリーム、抹茶餡、チョコレートなど、現代的なフレーバーのバリエーションが各店で展開されている。

広島県世羅町では、唐饅頭の伝統を守りつつ、弘法大師ゆかりの菓子としての格式を維持した形で作り続けられている。

家庭でのアレンジ
前述のレシピで生地だけを焼いて和風パンケーキとして楽しむ方法、餡の代わりにジャムやクリームチーズを入れる方法、アイスクリームを添えてデザート仕立てにする方法などが提案されている。愛媛タイプの固い唐饅頭を砕いてバニラアイスにトッピングすれば、食感の対比が楽しい創作スイーツにもなるだろう。

唐饅頭は、その名の通り海の向こうから伝わった異国の菓子が、日本各地の風土や嗜好に合わせて独自の進化を遂げた、日本の菓子文化の奥深さを体現するお菓子である。愛媛の海辺の町で噛み締める素朴な一枚、広島の山里で味わう弘法大師ゆかりの一口、京都の繁華街で頬張る焼きたてのひとつ。それぞれにまったく異なる表情を見せながら、「唐饅頭」という一つの名のもとに結ばれている。このお菓子に出会ったなら、ぜひ複数のタイプを食べ比べて、日本の地方菓子の豊かな多様性を味わっていただきたい。

免責事項

商品紹介等については、公式サイトおよび公開情報を基に作成しております。
記載内容は掲載時時点での参考値です。商品仕様は予告なく変更される場合があります。
購入・ご利用の際は必ず最新のパッケージ表示または公式情報をご確認ください。特に食物アレルギーをお持ちの方は原材料を十分にご確認の上お求めください。
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