お菓子の名前(日本語)
焼饅頭(焼きまんじゅう)
お菓子の名前(外国語)
Yaki Manju(英語表記)
お菓子の分類
和菓子(郷土菓子・軽食菓子) / 焼き菓子 / 蒸し饅頭の二次加工品 / 群馬県郷土料理
どんなお菓子
焼きまんじゅうとは、群馬県を代表する郷土菓子であり、県民のソウルフードとして広く愛されている伝統的なお菓子です。その正体は、小麦粉に麹(こうじ)を混ぜて発酵させてから蒸し上げた白い素饅頭(あんこの入っていない饅頭)を竹串に4個ほど刺し、黒砂糖やざらめ、水飴で甘みを付けた濃厚な味噌ダレを表裏に何度も塗り重ねながら、炭火や鉄板の上でこんがりと焼き目を付けたものです。
外見は一見すると、串に刺さった大きな団子のようにも見えますが、団子とは根本的に異なります。生地は小麦粉をベースとした発酵生地であり、餅米を主体とする団子とはまったく別の食感を持っています。焼きたての状態ではふわふわと柔らかく、口に含むと味噌ダレの甘じょっぱい風味が一面に広がり、一度食べたら忘れられない独特の味わいがあります。ただし、冷めると水分が抜けて噛みちぎれないほど固くなるという特性があるため、「焼きたてをその場で食べる」ことが最大の醍醐味とされています。
群馬県南部一帯を中心に、専門店や祭りの屋台、道の駅などで広く販売されており、初市、花見、夏祭りなどの行事では必ずといってよいほど屋台に並びます。群馬県民にとっては幼い頃から慣れ親しんだ味であり、「群馬県民の体の半分は焼きまんじゅうで出来ている」とまで言われるほどの存在感を誇ります。2022年には文化庁の「100年フード」において「伝統の100年フード部門」の認定を受けており、その歴史的・文化的価値が公的にも認められています。
中国のマントウ(饅頭)に近い、餡子を入れない「素まんじゅう」を使用するのが伝統的なスタイルですが、近年では小豆餡入りのバリエーションも登場しており、選択の幅が広がっています。
お菓子の名前の由来
「焼きまんじゅう」という名前は、文字通り「饅頭を焼いたもの」に由来するきわめてシンプルな命名です。蒸し上げた饅頭に味噌ダレを塗って火で「焼く」という調理工程がそのまま名前になっています。
歴史文献においては「味噌づけまんじゅう」「味噌附饅頭(みそつけまんじゅう)」とも呼ばれていた記録があり、国立国会図書館所蔵の『前橋繁昌記』には「味噌附饅頭の図」として描かれたものが残されています。これらの呼称が示す通り、もともとは「味噌を付けた饅頭」というのが最も直接的な説明であり、その調理法がやがて「焼きまんじゅう」という簡潔な名称に収束していったと考えられます。
地元では親しみを込めて「やきまん」と略して呼ばれることも多く、群馬県民の日常的な会話の中で自然に登場する言葉となっています。
お菓子の歴史
焼きまんじゅうの歴史は、江戸時代末期(幕末)にまで遡ります。発祥については諸説ありますが、最も有力とされるのは前橋市発祥説です。
前橋市の老舗焼きまんじゅう店「原嶋屋総本家」の先々代にあたる原嶋類蔵が、1857年(安政4年)に前橋で「味噌づけまんじゅう」として売り出したのが始まりとされています。原嶋類蔵は勢多郡飯土井村(現在の前橋市飯土井町)の出身で、当時としては珍しい、どぶろく(濁酒)を発酵剤として使って作る饅頭を考案しました。後の当主・原嶋熊蔵が1970年に著した『焼まんじゅうあれこれ』にもこの経緯が記されています。
一方で、伊勢崎市や沼田市の店舗も独自に「元祖」を名乗っており、それぞれ独立した起源を持つという見方もあります。そもそも焼きまんじゅうは、各家庭で酒(どぶろく)を造っていた時代の副産物として自然発生的に生まれたものであり、特定の誰かが発明したという類のものではないと考えられています。群馬県の家庭では味噌も濁酒も自家製であった時代があり、その文化的土壌の中から自然と生まれた食べ物だったのです。
群馬県南部は古くから二毛作による冬季の麦作が盛んな地域でした。長い日照時間、からっ風、水はけの良い土壌といった条件が小麦の生産に適しており、「おっきりこみ」(煮ぼうとう)などの麺類や饅頭類といった小麦粉食品が日常的に好まれていた食文化的背景があります。この粉食文化が焼きまんじゅうの誕生と普及を下支えしていました。
焼きまんじゅうの分布は群馬県内にとどまらず、埼玉県の秩父市や長瀞町、栃木県の足利市にまで広がっています。興味深いことに、この分布圏は繭(まゆ)や絹織物の生産地とほぼ一致しており、繊維関係の商工業者間の交流によって群馬県近隣地域にも伝播したものと推測されています。
2009年(平成21年)には群馬県観光物産課が「焼きまんじゅうガイドブック」を作成し、県内83店舗の情報を1冊にまとめて発行しました。また、農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」のご当地人気料理にも選定されています。さらに2022年には文化庁認定の「100年フード」に選ばれ、長い歴史を持つ伝統食としての価値が改めて評価されました。
発祥の地
焼きまんじゅうの発祥地は群馬県であり、日本国内においても群馬県特有の郷土菓子として知られています。
県内での発祥地については諸説あり、最も有力なのは群馬県前橋市です。1857年(安政4年)に原嶋類蔵が前橋市内で「味噌づけまんじゅう」として販売を開始したとされる原嶋屋総本家が、現存する最古の焼きまんじゅう専門店とされています。一方で、群馬県伊勢崎市や群馬県沼田市の店舗もそれぞれ元祖を名乗っており、複数の地域で独立して発生した可能性も指摘されています。
伊勢崎市では毎年1月11日の初市の日に、伊勢崎神社で「上州焼き饅祭(まんさい)」が開催されます。直径約55cmもの巨大な焼きまんじゅうを4個並べ、大きな刷毛で味噌ダレを塗って豪快に焼き上げ、参拝客に福分けとして振る舞う神事で、正月の風物詩となっています。
有名な商品(メーカー名と商品名と販売価格)
焼きまんじゅうは大手メーカーの量産品というよりも、地元の専門店や老舗が独自の味を守り続けているのが特徴です。以下に、代表的な店舗・メーカーとその商品を紹介します。なお、価格は変動する可能性があるため、最新の情報は各店舗にてご確認ください。
原嶋屋総本家(前橋市)
1857年創業の群馬県内で最も歴史のある焼きまんじゅう専門店です。イートインでの焼きたて提供は1串(4個)240円(税込)程度で、お土産用の持ち帰りセットも販売しています。通販では25個入りが2,700円前後で販売されており、常温で10日間、冷凍で1か月間の賞味期限となっています。メニューは焼きまんじゅう一品のみという潔い姿勢が特徴です。
忠治茶屋(伊勢崎市)
創業50年以上の歴史を持つ焼きまんじゅう専門店です。製粉会社と共同開発した専用の小麦粉を使用し、2社の味噌屋にそれぞれ専用に作ってもらった2種類の味噌をブレンドした味噌ダレが自慢です。店頭での販売は1串155円前後で、毎月21日の特売日には5串400円というお得な価格で提供されることもあります。オンラインショップでの通販にも対応しています。
ほたかや(沼田市)
「焼まんじゅう発祥の地」を謳う沼田から本物の味を届ける通販にも力を入れた焼きまんじゅう店です。焼まんじゅう12個入りが1,728円(税込)程度、15個入りが2,700円程度で販売されています。賞味期限は製造日から25日間と比較的長く、真空パック入りの無添加商品としてお土産にも好適です。また、焼まんじゅうラスク(10枚入り810円、20枚入り1,620円)というユニークな派生商品も人気を集めています。
前沢屋(桐生市)
冷凍焼きまんじゅうの通販で人気を博しています。電子レンジで温めるだけで食べられる冷凍焼きまんじゅうは、24個入りで3,080円程度(味噌ダレ付き)。防腐剤不使用・無添加にこだわっている点も支持されています。
味や食感などの特徴
焼きまんじゅうの最大の特徴は、焼きたて時の「ふわふわ感」と、味噌ダレの「甘じょっぱさ」の絶妙なハーモニーにあります。
生地は小麦粉に麹を混ぜて発酵させ、蒸し上げたものであるため、パンに近いふっくらとした食感を持っています。焼きたての状態では外側がカリッと香ばしく、内側はふわふわと柔らかい、いわば「外カリ中フワ」の二重構造が楽しめます。噛むと生地から小麦の素朴な甘みがほんのりと感じられ、それが濃厚な味噌ダレの味わいを一層引き立てています。
味噌ダレは焼きまんじゅうの味の決め手であり、各店が門外不出の秘伝のレシピを守り続けています。基本的には赤味噌をベースに、ざらめや黒砂糖、水飴などを加えて甘みを出し、煮詰めて作ります。店によってはカラメルを加えたり、複数の味噌をブレンドしたりと、独自の工夫が凝らされています。焼き上げ中に何度も塗り重ねることで、味噌ダレがまんじゅう生地にしっかりと染み込み、表面は照りのある飴色に仕上がります。
香りも大きな魅力のひとつで、味噌ダレが炭火や鉄板の上で焦げる際に立ち上る甘香ばしい匂いは、本能的に食欲をかき立てるものがあります。群馬県内の祭りの屋台から漂うこの香りは、多くの県民にとって幼少期の思い出と結びついた郷愁のある匂いでもあります。
ただし重要な注意点として、焼きまんじゅうは冷めると急激に固くなるという特性があります。水分が抜けることで生地が硬化し、温かいうちのふわふわ感は失われてしまいます。そのため「焼きたてを食べる」ことが鉄則とされており、お土産用の商品は焼く前の状態のまんじゅうにタレを別添えして、自宅で焼き直すことを前提とした形態で販売されているのが一般的です。
どんな場面やどんな人におすすめ
焼きまんじゅうは、幅広い層に楽しんでいただけるお菓子です。以下のような場面や人に特におすすめです。
群馬県への旅行や観光の際のご当地グルメ体験として、焼きまんじゅうはまさにうってつけの一品です。前橋市や伊勢崎市、高崎市周辺を訪れた際に、地元の専門店で焼きたてを味わうのが最も贅沢な楽しみ方といえます。群馬県の食文化を深く知りたいという方にとっても、150年以上の歴史を持つこの郷土菓子は格好の入門編です。
甘じょっぱい味わいが好きな方には、特に響くお菓子です。味噌ダレの独特の甘さとしょっぱさのバランスは、五平餅や味噌田楽が好きな方ならきっと気に入るはずです。また、素朴でシンプルな味わいを好む方にも、小麦の風味を生かした飾らない美味しさが心に沁みることでしょう。
お子さまからご年配の方まで年齢を問わず楽しめるのも焼きまんじゅうの魅力です。焼きたてはふわふわと柔らかく、串に刺さっているため手で持って食べやすいスタイルです。お祭りや縁日の雰囲気の中で食べ歩きを楽しみたい方にもぴったりです。
群馬県出身の方への贈り物や、群馬旅行のお土産としても喜ばれます。遠方に住む群馬出身者にとって、焼きまんじゅうは故郷の味そのものです。近年は冷凍品や真空パック品など通販で取り寄せ可能な商品も充実しているため、離れた場所からでも本場の味を届けることができます。
小腹が空いたときの軽食としてもちょうどよく、1串(4個)食べればかなりの満足感があります。2串食べれば、しっかりとしたおやつや軽い食事代わりになるボリュームです。
材料
焼きまんじゅうの材料は、まんじゅう生地と味噌ダレの二つに大きく分かれます。いずれも身近な材料で構成されており、素朴で飾らない味わいの源となっています。
まんじゅう生地の主な材料は、小麦粉(薄力粉または中力粉)、米麹、もち米(またはごはん)、砂糖、重曹、水、食塩です。伝統的な製法ではもち米を粥状に煮て米麹と混ぜ、発酵させた「もと種(す)」を作り、これを小麦粉と合わせて生地を作ります。家庭で簡略化する場合は、ドライイーストやホットケーキミックスで代用されることもあります。
味噌ダレの主な材料は、赤味噌、砂糖(ざらめ・黒砂糖)、水飴、水です。店によってはカラメルを加えるところもあります。原嶋屋総本家の業務用レシピ(農林水産省公開)では、ざらめ30kg、赤味噌20kg、水飴3kgという割合が参考として示されており、砂糖の量が味噌の1.5倍という甘みの強い配合であることがわかります。
竹串は焼きまんじゅうに欠かせない道具であり、4個のまんじゅうを1本の長い竹串に刺して焼き上げるのが伝統的なスタイルです。
レシピ(家庭向け・約30個分)
ここでは群馬県公認のレシピをもとに、家庭でも挑戦できる焼きまんじゅうの作り方をご紹介します。
【もと種(す)を作る】 まず、米麹1/2カップ、ごはん1カップ、薄力粉1/2カップ、ぬるま湯2カップを小桶に入れてよく混ぜ合わせます。これを暖かい場所(30℃程度)に置き、2〜3日間発酵させます。表面がブツブツと泡立ち始め、「サー」という音がしてきたら発酵が進んでいる証拠です。泡が消えて米粒が上に浮き上がってきたら布巾で漉して「す」の完成です。
【まんじゅう生地を作る】 薄力粉550gと重曹ひとつまみを合わせてふるいます。ボウルに出来上がった「す」250〜300cc、ふるった粉、砂糖1/2カップを入れてこね合わせ、耳たぶくらいの固さにまとめます。1個あたり25〜30gにちぎって丸く形を整え、打ち粉をした箱の上に間隔を空けて並べ、濡れ布巾をかけて発酵させます。
【蒸す】 まんじゅうが2倍くらいに膨れ、指で押して弾力があるようになったら、蒸し器に濡れ布巾を敷いて並べます。表面がしっとりしてきたら強火で25分蒸します。蒸し上がったらざるに広げ、うちわであおいで底を乾かします。
【味噌ダレを作る】 赤味噌150g、砂糖300g、水150gを鍋に入れてよく混ぜ、火にかけて木べらで練りながら煮詰めます。泡がワッと出たところで火を止めます。ざらめや黒砂糖を使うとより本格的な風味になります。
【焼く】 まんじゅうを竹串に4個ずつ刺し、網やフライパンの上で軽く焼き色を付けたら味噌ダレを塗り、さらにこんがりと焼きます。これを表裏2〜3回繰り返し、味噌ダレがしっかりとまとわりついて香ばしい焼き目が付いたら完成です。
焼きまんじゅうは5月〜10月頃の温かい季節に作るのが発酵の管理がしやすく最適とされています。家庭で作る場合、フライパンやオーブントースターでも代用可能です。
販売温度帯
焼きまんじゅうは複数の温度帯で販売されています。
店頭での焼きたて提供は温かい状態(ホット) での販売が基本であり、これが最も美味しい食べ方とされています。専門店やお祭りの屋台では、注文を受けてから焼き上げるスタイルが主流です。
お土産用・持ち帰り用は常温で販売されることが多く、焼く前の蒸しまんじゅうと味噌ダレが別々にパッケージされた状態で提供されます。購入者が自宅で味噌ダレを塗って焼くことを前提としています。
近年は冷凍での通販商品も増加しています。焼き上げた状態を冷凍したものや、焼く前の状態で冷凍したものがあり、電子レンジで温めるだけで手軽に楽しめる商品も人気を集めています。真空パック入りの冷蔵商品もあり、製造日から5日間程度の賞味期限で販売されています。
主な流通形態
焼きまんじゅうの流通形態は、その特性から独特の構造を持っています。
専門店での対面販売
群馬県内には焼きまんじゅうの専門店が数多く点在しており、焼きたてをその場で食べるイートイン形式やテイクアウト形式で販売されています。前橋市、伊勢崎市、高崎市、桐生市、沼田市などに老舗が集中しています。
祭りの屋台
群馬県内の祭りや縁日では焼きまんじゅうの屋台が定番として出店しており、多くの県民にとって祭りと焼きまんじゅうは切り離せない関係にあります。
お土産用パッケージ商品
前橋駅や高崎駅の売店、サービスエリア、道の駅などで購入できます。蒸しまんじゅうと味噌ダレが別包装された商品が一般的で、自宅で焼くスタイルです。
通信販売(通販)
楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon、各店舗の公式オンラインショップなどで、冷凍品や真空パック品を全国どこからでも取り寄せることが可能になっています。ふるさと納税の返礼品として扱っている自治体もあり、前橋市のふるさと納税では原嶋屋の焼きまんじゅう40個セットが返礼品として提供されています。
価格帯
焼きまんじゅうは、庶民的な価格帯で楽しめるお菓子です。
専門店での店頭価格は1串(4個)あたり150円〜290円程度が相場です。原嶋屋総本家では1串240円程度、忠治茶屋では1串155円程度となっています。2串食べても300〜500円程度であり、軽食として非常にリーズナブルです。
お土産用・通販用の商品は、12個入りで1,700円前後、15個入りで2,700円前後、24個入りで3,000円前後、25個入りで2,700円前後、40個入りで3,500円前後が目安です。1個あたりに換算すると70〜130円程度となり、送料を含めると単価はやや上がりますが、それでもお手頃な価格帯を維持しています。
日持ち
焼きまんじゅうの日持ちは、販売形態によって異なります。
焼きたての状態は、当日中にお召し上がりいただくのが基本です。前述の通り、冷めると急激に固くなるため、焼きたてから30分以内が最も美味しく食べられる時間帯です。
お土産用の常温商品(焼く前のまんじゅう+タレ別添え)は、常温で製造日から10日間程度の賞味期限が設定されています。原嶋屋総本家のふるさと納税商品では「常温で10日間、冷凍で1か月間」とされています。
冷蔵保存の場合は、製造日から5日間程度が目安です。基本的に生菓子の扱いとなるため、なるべく早く召し上がることが推奨されています。
冷凍商品は、1か月〜数か月程度の保存が可能で、長期保存には最も適した形態です。前沢屋の冷凍焼きまんじゅうのように、焼き上げた状態で冷凍されている商品は、電子レンジで温めるだけで手軽に楽しめます。
ほたかやの真空パック商品は製造日から25日間の賞味期限が設定されており、真空パック技術によって常温品よりも長い保存が可能になっています。
アレンジ・バリエーション
伝統的な素まんじゅう(餡なし)に味噌ダレを塗って焼くスタイルが王道ですが、近年はさまざまなアレンジやバリエーションが生まれ、焼きまんじゅうの世界は大きく広がりを見せています。
餡入り焼きまんじゅう
近年多くの店舗で提供されるようになったバリエーションです。小豆餡を中に包んだまんじゅうに味噌ダレを塗って焼くもので、餡の甘さと味噌ダレの甘じょっぱさが重なり合い、より複雑な味わいが楽しめます。
焼きまんじゅうラスク
沼田市のほたかやが開発した人気商品で、焼きまんじゅうの味を再現したラスクです。サクサクとした食感で味噌ダレの風味が楽しめ、日持ちもするためお土産として非常に重宝されています。10枚入り810円、20枚入り1,620円で販売されています。
焼きまんじゅうマフィン
前橋市のMOO-FACTORYが製造・販売している洋風アレンジ商品です。実際の焼きまんじゅうに使用される味噌ダレを使ったマフィンで、前橋駅や高崎駅などで贈答用として販売されています。
焼きまんじゅうトーストのたれ
館林市の正田醤油が100年フード認定を記念して2023年に開発・発売した調味料です。6枚切りの食パン1枚に1袋塗り広げ、トースターで2〜3分焼くだけで「焼きまんじゅうトースト」が楽しめるという手軽さが魅力です。
焼きまんじゅう味ポテトチップス
2019年にはカルビーが関東1都6県と山梨県で焼きまんじゅう味のポテトチップスを販売し、2020年に再販売されるなど人気を博しました。それ以前の2010年には湖池屋が原嶋屋総本家監修の「上州焼きまんじゅう味ポテトチップ」を地域限定で発売した実績もあります。
焼きまんじゅう味コーンスナック
群馬県のスーパーマーケット・ベイシアが2008年に「上州焼きまんじゅう味コーンスナック」として発売した商品です。全国都市緑化ぐんまフェアの開催記念として企画されました。
焼きまんじゅう風味漬け魚
玉村町の関東フーズと海老善が焼きまんじゅう屋・飯玉屋のタレを使用して開発した水産加工品で、「日本ギフト大賞2022」の群馬賞に選ばれました。甘じょっぱい味噌ダレの風味が魚料理と意外な好相性を見せる商品です。
家庭でのアレンジとしては、余った蒸しまんじゅうにチーズをのせて焼くチーズ焼きまんじゅうや、バターで焼いて洋風に仕立てるバター焼きまんじゅう、あんまんに味噌ダレを塗って焼くなど、手軽で楽しいアレンジが広がっています。味噌パン(味噌ダレを塗って焼いたパン)は群馬県で一般的な総菜パンとして親しまれており、焼きまんじゅうの発展形とも位置づけられています。
