用語名称(日本語、外国語)
エショデ(échaudé/フランス語)
意味
エショデとは、フランス語の「échaudé(エショデ)」に由来し、「熱湯で処理した」「湯通しした」という意味を持つ製菓用語である。製菓の現場では主に、生地に熱い液体(牛乳や水)を加えて加熱しながら混ぜる工程、またはその製法によって作られる生地を指す。
この技法は、小麦粉に対して熱い液体を一気に加え、デンプンを糊化(こか)させることが特徴である。糊化とは、デンプンが水分と熱によって粘りを持つ状態になる現象で、生地に独特の弾力や粘性を与える。結果として、焼成時に膨らみやすく、内部が空洞状になる軽い食感が生まれる。
特に重要なのは、加熱しながら混ぜる点にある。単に熱湯を加えるだけでなく、鍋の中で練り上げることで水分と粉が均一に結びつき、後の工程(卵の添加や焼成)に適した状態になる。
用語を使う場面・対象となる食品
エショデの技法は、以下のような菓子に用いられる。
・シュー生地(シュークリーム、エクレアなど)
・グジェール(チーズ入りシュー)
・パリ・ブレスト
・一部のフランス伝統菓子(エショデ生地を使った焼き菓子)
たとえばシュー生地では、水や牛乳とバターを加熱し、そこに小麦粉を加えて練り上げる工程がまさにエショデである。この工程によって、生地はオーブン内で蒸気を利用して膨らみ、中が空洞の軽い構造になる。
また、エショデは単なる工程名としてだけでなく、「エショデ生地」という形で、生地の種類を指す言葉として使われることもある。
