用語名称(日本語、外国語)
エバーポレートミルク(Evaporated Milk)
意味
エバーポレートミルクとは、生乳から水分の約60%前後を蒸発させて濃縮した無糖の乳製品である。英語では「Evaporated Milk」と呼ばれ、日本では「無糖練乳」や「濃縮乳」と表現されることもある。
製造工程では、まず生乳を加熱して水分を除去し、その後に均質化(脂肪球を細かくする処理)と殺菌を行い、缶やパックに充填する。砂糖を加えない点が特徴で、甘味がある 加糖練乳(コンデンスミルク)とは明確に区別される。
味わいは、通常の牛乳よりもコクがあり、軽く加熱されたことでわずかなキャラメル様の風味が感じられる。水分が少ないため保存性が比較的高く、未開封であれば常温保存が可能な商品も多い。
用語を使う場面・対象となる食品
エバーポレートミルクは、乳の風味やコクを強めたい場面で使われる。具体的には以下のような用途がある。
・焼き菓子
パウンドケーキやマフィンなどに加えると、生地のしっとり感が増し、ミルクのコクが際立つ。水分量が少ないため、生地が緩くなりにくい点も扱いやすい。
・プリン・カスタード
卵と合わせて加熱することで、なめらかで濃厚な口当たりになる。牛乳の一部を置き換える形で使われることが多い。
・アイスクリームや冷菓
乳脂肪と固形分が増えるため、コクのある仕上がりになる。家庭用レシピでも使いやすい素材である。
・チョコレート菓子
ガナッシュやフィリングに少量加えると、ミルキーな風味が強まり、全体の味に丸みが出る。
・飲料やソース
コーヒーやミルクティーに加えるほか、キャラメルソースやクリームソースのベースとしても利用される。
なお、エバーポレートミルクはそのままでは甘くないため、デザート用途では砂糖や他の甘味料と組み合わせて使うのが一般的である。
