用語名称(日本語、外国語)
セミフレッド
イタリア語:Semifreddo
意味
セミフレッドは、イタリア語で「semi(半分)」と「freddo(冷たい)」を組み合わせた言葉で、「半分冷たい」「半解凍状態」という意味です。
冷凍したデザートの一種ですが、完全に凍らせず、適度に柔らかく仕上げるのが特徴です。
一般的なアイスクリームとは異なり、アイスクリームメーカーで攪拌しながら凍らせる工程を省き、生クリームやメレンゲ(泡立てた卵白と砂糖)をベースに混ぜ合わせて型に入れ、冷凍庫で固めます。これにより、空気を多く含んだ軽い食感が生まれ、ムースのようなふんわり感とアイスの冷たさが共存します。
カットして食べるスタイルが多く、口の中でゆっくり溶けていく滑らかな舌触りが魅力です。
用語を使う場面・対象となる食品
セミフレッドは、主にイタリア料理のデザートとして登場します。家庭で作る簡単な冷たいお菓子から、レストランやパティスリーの本格的な一品まで幅広く用いられます。
基本の材料は生クリーム、卵(白身や黄身)、砂糖で、そこにバニラ、チョコレート、コーヒー、フルーツ、ナッツなどを加えて風味付けします。型に流して冷凍し、食べる直前に常温で少し置いて半解凍状態にすると、スプーンやナイフがスッと入りやすい柔らかさになります。
対象となる食品としては、アイスケーキ、ムースケーキ、カッサータ風の冷凍ドルチェなどが代表的です。夏のデザートとして人気で、ティラミス風セミフレッドやベリー入り、ピスタチオ味などアレンジも豊富。カットしてプレートに盛り、フルーツソースやナッツを添えるのが一般的です。ジェラート店やイタリアンレストランのメニューにも見られ、アイスクリームより軽やかな食感を求める場面で活躍します。
セミフレッドの魅力は、作りやすさと食感のバランスにあります。アイスクリームのように機械が不要で、混ぜて冷やすだけで済むため、家庭でも再現しやすい点が支持されています。
完全に凍った硬いアイスではなく、半分柔らかい状態を楽しむことで、温度変化による味わいの広がりを堪能できます。

